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生産者に寄り添った米価設定への理解求め JAグループ宮城2024年9月27日

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9月24日、都内で『令和6年産宮城米取扱説明会および新CM発表会』が開かれた。
当日は多数のJAグループ役職員、米穀卸業者が集まり、宮城米の作柄状況や販売方針に関する説明等が行われた。

生産者に寄り添った米価設定への理解求め JAグループ宮城

JA全農みやぎ運営委員会 佐野和夫会長は新CM発表会の冒頭、令和6年産米の出来について「降水量が少なく、水不足だったもののその後は適度な降雨で例年より4日早い出穂期を迎えた。出穂後は好天を迎え、登熟が順調にすすみ、豊作が期待されている。」と語った。

販売価格については、「生産コストを上回る生産者手取りの確保を実現できる販売価格で、概算金は生産経費をふまえた営農が継続可能でかつ複数年にわたる長期的な需要先の確保ができる水準で設定させていただいた。これを精米価格におきかえるとたとえば5キロ3000円のお米でお茶碗一杯39円程度と、他の食品と比較しても経済的な価格といえる。どんどん食べて生産者を応援していただきたい。」と語った。

JA全農みやぎ運営委員会 佐野和夫会長JA全農みやぎ運営委員会 佐野和夫会長

また、宮城米取扱説明会の挨拶では「令和6年宮城県産米主食用米生産の目安は昨年度同数の5万6935haでスタートし、令和5年産米の品薄感や取引価格の上昇などにより、主食用米の作付け増加がすすみ、1626ha上回る5万8561haとなった。農業従業者の高齢化や後継者問題が進展し、担い手への集約、稲作からの撤退が懸念されることから、これらのとりまく環境をふまえ、生産振興ならびに、担い手確保や労働力支援など、生産基盤確立にむけた支援にも取り組んでいる。令和6年産米の概算金はこれまで低迷していた主食用米の米価回復を目指し、生産者が稲作経営を持続できる価格に決定した。今後消費者に受け入れられる価格との両立を探っていく必要があり、生産者に寄り添った概算金の設定はもとより、消費者に生産者が再生産可能な所得を維持する必要があることをご理解いただけるよう情報発信してまいります。」と述べ、生産現場の苦しさとともに、販売価格上昇への理解を求めた。

新CM発表会では宮城県仙台市出身で宮城米メッセンジャーでもあるお笑いコンビ・サンドウィッチマンが登場し、二人が満面の笑みで宮城米を頬張るCMが紹介された。

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