協同活動と総合事業の好循環 第30回JA全国大会議案を決定 全中2024年10月3日
JA全中は10月18日に東京都内で開く第30回JA全国大会の議案を3日の理事会で決めた。山野徹会長は定例会見で「JAの特徴である協同活動と総合事業の好循環を通じて、地域社会に価値を提供していくことをJAグループの共通の意思として確認する大会にしたい」と語った。
山野会長
JA全国大会は3年に一度開催し、今後、JAグループのめざす姿や方向性をJAグループすべての組織が確認する場としている。
山野会長は大会議案について「JAグループを取り巻く環境の変化や、来年が国際協同組合年であることも踏まえて、JAグループの存在意義を改めて整理した」と述べた。大会議案では「協同活動と総合事業で食と農を支え、豊かなくらしと活力ある地域社会を実現する」ことを存在意義としている。
大会のスロガーンは「組合員・地域とともに食と農を支える協同の力~協同活動と総合事業の好循環」。
世界情勢が緊迫しさまざまなリスクが顕在化し、国内では生産資材価格の高止まり、多発する自然災害、基幹的農業者の減少と人材確保などが課題となっている。
大会議案ではこうした課題をふまえ「食料・農業戦略」、「くらし・地域活性化戦略」、「組織基盤強化戦略」、「経営戦略」、「広報戦略」の5つの戦略を策定し、その実践を通じてJAグループの存在意義を発揮していくことをめざす。
山野会長は第30回JA全国大会について「大会決議を決めて終わりではなく決議を実践していくことが重要だ。毎年の実践を積み重ね、3か年でJAグループとして前進していきたい」と意気込みを語った。
また、会見では石破政権について、総理は農相経験があり小里新農相は農水副大臣の経験があるなど、「ともに農政に精通している。改正基本法のもと、新たな農政をかたちづくる重要な時期にふさわしい重厚な布陣だと思っている。JAグループとしては次期食料・農業・農村基本計画の策定などに向け引き続き、生産現場の声を踏まえ政府・与党へ働きかけをしていきたい」と話した。
重要な記事
最新の記事
-
米農家(個人経営体)の「時給」63円 23年、農業経営統計調査(確報)から試算 所得補償の必要性示唆2025年4月2日
-
移植水稲の初期病害虫防除 IPM防除核に環境に優しく(1)【サステナ防除のすすめ2025】2025年4月2日
-
移植水稲の初期病害虫防除 IPM防除核に環境に優しく(2)【サステナ防除のすすめ2025】2025年4月2日
-
「令和の百姓一揆」と「正念場」【小松泰信・地方の眼力】2025年4月2日
-
JAみやざき 中央会、信連、経済連を統合 4月1日2025年4月2日
-
サステナブルな取組を発信「第2回みどり戦略学生チャレンジ」参加登録開始 農水省2025年4月2日
-
JA全農×不二家「ニッポンエール パレッティエ(レモンタルト)」新発売2025年4月2日
-
姿かたちは美しく味はピカイチ 砂地のやわらかさがおいしさの秘密 JAあいち中央2025年4月2日
-
県産コシヒカリとわかめ使った「非常時持出米」 防災備蓄はもちろん、キャンプやピクニックにも JAみえきた2025年4月2日
-
霊峰・早池峰の恵みが熟成 ワイン「五月長根」は神秘の味わい JA全農いわて2025年4月2日
-
JA農業機械大展示会 6月27、28日にツインメッセ静岡で開催 静岡県下農業協同組合と静岡県経済農業協同組合連合会2025年4月2日
-
【役員人事】農林中金全共連アセットマネジメント(4月1日付)2025年4月2日
-
【人事異動】JA全中(4月1日付)2025年4月2日
-
【スマート農業の風】(13)ロボット農機の運用は農業を救えるのか2025年4月2日
-
外食市場調査2月度 市場規模は2939億円 2か月連続で9割台に回復2025年4月2日
-
JAグループによる起業家育成プログラム「GROW&BLOOM」第2期募集開始 あぐラボ2025年4月2日
-
「八百結びの作物」が「マタニティフード認定」取得 壌結合同会社2025年4月2日
-
全国産直食材アワードを発表 消費者の高評価を受けた生産者を選出 「産直アウル」2025年4月2日
-
九州農業ウィーク(ジェイアグリ九州)5月28~30日に開催 RXジャパン2025年4月2日
-
「JPFA植物工場国際シンポジウム」9月1、2日に開催 植物工場研究会2025年4月2日