女性職員のキャリアデザインを支援 第2回Dカレッジ開催 JA共済連2024年10月25日
JA共済連は、多様な人材が能力を発揮できる職場づくりに向けて、組織や職員を取り巻く課題について職員が当事者となって課題解決を図る研修「D(ダイバーシティ)カレッジ」を今年度からスタートさせ、第2回研修を10月15日にJA共済幕張研修センターで開いた。
第2回「Dカレッジ 女性職員キャリア支援講座」の参加者のみなさん
今回は中堅の女性職員が17県本部から18人集い、自分らしさを発揮したリーダーシップについて考えた。
講師にキャリアデザインの研修を数多く手掛けるソシオテック研究所の多賀朋子氏を招き、リーダーシップとジェンダーとの関係性や、女性管理職比率の高さと働きがいのある企業との相関性、女性がリーダーシップを発揮することによる組織のメリットなどを学んだ。
続いてJA共済連の女性管理職によるパネルディスカッションを行った。そのなかで福井県本部管理部の平森久仁江部長は「とくに管理職になりたいと考えて仕事をしてきたわけではない。これまでの業務の延長線上に今がある。あまり考えすぎないことも大事」と話し、鳥取県本部普及事業部の前田光代課長は「自分が子育てをしていた時と比べると、国の支援も組織の制度も充実した。認められている制度は積極的に活用すべき」などとアドバイスを送った。
講義やパネルディスカションをもとに、一人ひとりが自分らしさを活かしたリーダーシップの実現に向けてグループディスカッションで考えた。
その後、宮臺俊彦常務が講話を行い「研修で得た気づきやヒントには、個人で実践できることと集団で実践しなければならないことがある。まずは一人でできることを実践してほしい」と呼びかけるとともに「出会った仲間とのつながりを大切にし、引き続き意見交換しながらともに行動することが組織を変えることにつながっていく」などと話した。
参加者からは「周囲にロールモデルも少ない状況でリーダーシップの発揮はハードルが高いと感じていたが、自分で勝手にイメージを作っていた。今の延長線上という先輩の言葉が心に残り、自分らしさを活かしながらも頑張り過ぎず、必要な手助けも受けながらリーダーシップを発揮したい」、「意見交換のなかで、業務を進めるうえでは男女ともに悩みがあると気づいた。女性だから、やロールモデルにとらわれず環境に応じて柔軟に対応していきたい」などの感想が聞かれた。
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