加藤一二三さんの詰め将棋連載がギネス世界記録に認定 『家の光』に65年62日掲載2024年11月21日
“ひふみん”の愛称で知られる将棋九段の加藤一二三さん(84歳、日本将棋連盟所属)が『家の光』で連載している詰め将棋連載がギネス世界記録に認定された。21日に東京都内で公式認定証授与式と記者会見が開かれた。
認定証を授与される加藤さん
加藤さんがJAグループのファミリー・マガジン『家の光』(家の光協会発行)の詰め将棋コーナーで出題・回答の連載を始めたのは1959年。今年10月1日に65年62日となり「同一雑誌におけるボードゲームパズル作者としての最長キャリア」として認定されたもの。ギネスワールドレコーズジャパンの石川佳織代表から認定書が授与された。
加藤さんは「詰め将棋に最初に出合った小学校4年生のときに、問題を見た瞬間に将棋の魅力をつかんだ。19歳のときに連載を依頼され、読者には初段相当の力をつけてもらえるような問題を作り続けた。これからも記録は破られないと思うし、さらに更新していきたい」と喜びを語った。
山本樹家の光編集長は「来年に創刊100周年を迎え、その節目での受賞はうれしく、さらに記録を伸ばしてほしい」と期待を述べた。石川佳織代表も「1955年にギネス世界記録の認定が英国で誕生し、25年版に加藤さんの記録を掲載できることを光栄に思う」とあいさつした。日本将棋連盟常務理事の森下卓九段からはお祝いのメッセージも寄せられた。
加藤さんの記録は11月21日発売の『ギネス世界記録2025』(角川アスキー総合研究所刊 定価3960円)に掲載される。
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