JAの女性役員 11.2%に増加 女性のJA運営参画状況 JA全中(1)2024年12月10日
JA全中はこのほど2024年度のJAへの女性参画についての調査結果を公表した。
今年10月の第30回JA全国大会では女性比率を正組合員30%以上、総代15%以上、理事等15%以上とする目標を掲げ、その達成に向けて女性の参画方針と計画を定めることを決議している。
全中の調査によると24年度実績で正組合員は前年比0.5%増の23.8%、総代は同0.7%増の11.5%、理事等は同0.6%増の11.2%となり、いずれも前年度より女性比率が増加した。
目標達成JAの割合は正組合員(30%目標)が16.2%、総代(15%目標)が31.0%、理事等(15%目標)は26.1%となっている。
一方、政府の男女共同参画基本計画(第5次)では女性役員が登用されていない農協を2025年度にゼロとする目標を掲げているが、「女性役員ゼロJA」は前年より4JA減ったものの、4道県74JA(15%)ある。
主要3目標を達成したJAは2JA増えて20JAとなった。全体の4.9%を占める。
3目標達成JAは以下の通り。
JAセレサ川崎(神奈川)、JAよこすか葉山(神奈川)、JAさがみ(神奈川)、JAはだの(神奈川)、JAあづみ(長野)、JA白山(石川)、JAぎふ(岐阜)、JAひがしみの(岐阜)、JAなごや(愛知)、JAひまわり(愛知)、JA蒲郡市(愛知)、JA京都にのくに(京都)、JA堺市(大阪)、JA大阪東部(大阪)、JA兵庫六甲(兵庫)、JAわかやま(和歌山)、JA紀の里(和歌山)、JAひろしま(広島)。
女性の常勤役員の状況は「組合長」2人、「副組合長」ゼロ、「専務」1人、「理事(職員兼務理事含む)」14人、「常勤監事」15人となっている。
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