和食の魅力を発信 28か国の大使ら招待し晩さん会 全農と農水省2024年12月11日
JA全農は12月10日、農水省と共催で京野菜など国産食材を使用した和食晩さん会を東京都港区の迎賓館赤坂離宮で開いた。28か国の駐日大使関係者を招待、JAグループ関係者も出席し和食の魅力をアピールした。
迎賓館赤坂離宮「花鳥の間」で開かれた和食晩さん会
晩さん会は日本産食材とともに日本の食文化を知ってもらい農畜産物の輸出拡大につなげるのが狙い。約50名の招待者のうち、一部大使館からはシェフも出席し当日のレシピも配布された。
あいさつする中川会長
JAグループ京都の中川泰宏会長は主催者あいさつで京都の歴史と京野菜などの魅力を語り「京都で500年生き抜いてきた野菜を持ってきました。楽しくしゃべりながらおいしい料理を食べていただきたい」と話した。
農水省の渡邊毅事務次官は10年間で海外の日本食レストランの数が3倍以上となり、輸出額も3倍となったことを紹介し「日本産農産物への関心と需要が高まること期待したい。和食の魅力をぜひ発信してほしい」と大使らに呼びかけた。
料理に使われたのは京みずな、九条ねぎ、万願寺甘とう、聖護院大根、金時にんじん、宇治茶、産牛肉など京都産のほか、千葉のさつまいも、茨城のれんこん、栃木のいちご、長野のりんごなど。
これらの食材を今年で創業308年となる「美濃吉」の佐竹洋治調理総支配人が京懐石のフルコースとして提供した。
当日提供された京野菜を中心とした京懐石のフルコース
食材を作った生産者も参加した。
京都市内で京野菜を作っている渡邉幸浩さんは「京野菜の魅力を最大限引き出してくれた。日本の農家が作った野菜をぜひ楽しんで」と話し、宇治市の茶生産者の植村和子さんは「日本の茶文化を支えてきた。先人が築いたブランドを守るため、日々栽培管理に努力している」などあいさつした。
そのほか飯島勲内閣官房参与や山田啓二前京都府知事もあいさつした。
会場では使用された食材の展示や茶道の実演なども行い、日本産農産物と日本文化の魅力を発信した。
食材の展示も行われた。
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