富山県海藻アルギット米生産部会が総会 JA全農とやまの西井県本部長「40周年には2000t目指す」2024年12月19日
富山県アルギット米生産部会が12月7日、TONAMI翔凛館で第36回総会を開いた。
JA全農とやまの西井県本部長が講演
総会に先立ち、JA全農とやまの西井秀将県本部長が「未来へつなぐ海藻アルギット米」をテーマに講演し「今まで取り組んでこなかった輸出を開始」「富山県海藻アルギット米生産部会40周年には生産量2000tを目指したい」と強い思いを伝えた。
総会では、同部会の常田久紀会長が「アルギット米生産部会を立ち上げた当初から、全国に売りたいという思いでJA全農とやまと一緒に販売してきた。品質の良いアルギット米を生産するため、現場での栽培マニュアルの徹底をお願いしたい」とあいさつ。その後、今年度の事業報告や来年度の事業計画などが承認された。
あいさつする富山県アルギット米生産部会の常田会長
富山県でしか生産されていない「海藻アルギット米コシヒカリ」は、化学肥料・農薬の使用を通常のコシヒカリ栽培の半分以下に減らした特別栽培米。県内の米の生産量約20万tのうち1000t程度の希少な存在で県内の農家が30年以上前から栽培している。
北欧の海で育った天然海藻「アルギット」と良質の有機肥料を土に与え、コシヒカリが本来持つ能力を最大限に引き出す。肥料は有機質の割合が高く、樹脂被膜を使用しないものを採用している。アルギットを施した土壌内では微生物が増殖して土壌環境がクリーンになり、肥料の効果が高まる。土壌内の残留農薬を減らす働きもあり、安全性の向上や環境保全にも貢献する。
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