株式会社治五左衛門 山形県ベストアグリ賞受賞 JA鶴岡2024年12月19日
鶴岡市寺田でエダマメ「だだちゃ豆」や水稲の栽培を手掛ける「株式会社治五左衛門」が、2024年度の山形県ベストアグリ賞を受賞し、その中でも特に優秀と認められた受賞者に贈られる農林水産大臣賞に輝いた。12月4日に山形県庁で授与式が行われ、同社代表取締役の石塚寛一さんが賞状と記念の盾を受け取った。
役員室に表敬訪問(佐藤治久専務(左)、石塚代表取締役(中央)、保科亙組合長)
同賞は、地域の環境を活かし優れた経営を実践している農業者を表彰するもので、2024年度は7法人、1団体が受賞した。
石塚さんは23年前に就農し、大規模経営を維持しながら高品質生産を追求し、令和4年には経営の安定化のため「株式会社治五左衛門」を設立した。現在は「だだちゃ豆」14ha、水稲12haを栽培している。同社の「だだちゃ豆」は、食味などを徹底的に分析し、きめ細やかな栽培管理を行うことで、安心・安全な生産に特化している。また、もちやパスタソース等の加工品販売により6次産業化にも力を入れている。
さらに、雇用の創出や担い手育成にも力を入れており、地域住民や学生および外国人労働者の雇用、鶴岡市立農業経営者育成学校(SEADS)の研修生の受け入れなど県や市と協力して積極的に取り組んでいる。
石塚さんは「家族や社員、先輩・仲間の支えによりこの度の受賞に至ったものでとてもうれしい。先人が種子を守り継いできた『だだちゃ豆』は地域の宝であり、その存在によって今の私の営農が成り立っている。今後もだだちゃ豆振興に協力し、地域に恩返しをしていきたい」とした。
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