大会決議の実践と協同組合の意義発信 JA中央機関賀詞交換会2025年1月7日
JA中央機関新年賀詞交換会が1月6日、東京・大手町のJAビルで開かれた。JA全中の山野徹会長は「新年度はJA全国大会決議実践の年。成果を上げていくことが重要だ。全国組織の連携を密にして取り組んでいきたい」などと述べた。
JA全中 山野徹会長
山野会長はあいさつで今年が国連が定めた2回めの国際協同組合年であることにも触れ「協同組合への認知と理解を広げ、魅力を発揮するまたとない機会。しっかり発信していきたい」と話すとともに、今年が巳年であることから「脱皮する年でありたい」とも述べ、全国組織がより連携を深め「総合力を発揮していきたい」と話した。
JA全農の折原敬一会長は「日本農業がますます発展し、JAグループがそれを支えるようしっかりがんばっていきたい」とあいさつ。
JA全農 折原敬一会長
JA共済連の青江伯夫会長は「もう一度足元を見て新しい気持ちで新しいJAグループをつくろう」と呼びかけた。
JA共済連 青江伯夫会長
また、農林中央金庫の奥和登理事長は、昨年を「非常に厳しい年。反省すべきこと多い」と振り返り、そのなかでも「会員から増資の協力を得て協同の力を感じた」と話し、「背水の陣」で黒字化をめざす決意を語った。
農林中央金庫 奥和登理事長
今年の賀詞交換会では国連のグテーレス事務総長のビデオメッセージも紹介された。そのなかで国連が目標とするSDGsの実現には「協同組合が不可欠」と強調し、「協同組合はよりよい世界を築く」という国際協同組合年の取り組みに期待を寄せた。
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