【JA女性組織活動体験発表】(3)私たちの力で地域をささえ愛 愛知県 JA愛知東女性部 小山彩さん2025年1月23日
1月22日に行われた第70回JA全国女性大会で地区代表に選ばれたJA女性組織活動体験発表の概要を紹介する。
4年前に生まれ育った岐阜県養老町から愛知県設楽町に嫁いできました。周りに知り合いなどおらず娘と自宅で過ごす日々が続いていましたが、JA広報誌に入っていたフレミズのチラシで親子で参加でき同世代とも交流できる講座を知って参加を申し込み、JA事業や女性部、助け合い組織を知ることができました。
ある日JAから女性部が宅食サービスを始めると聞き、これから住み続けるこの地域について知り、いろいろな人と繋がりたいと思っていたので「地域ささえ愛」組織にサービス開始から参加しました。
管内の高齢化率は新城市で37%以上、北設楽郡3町村は50%以上です。高齢者からは「免許を返納したから気軽に弁当を買うことができない」、「庭の手入れや家事が思うようにできない」との声が聞こえてきて、一人暮らしの高齢者の安否確認を兼ねて弁当づくりと配達をしてはどうかなどのアイデアが出され「世代や性別に関係なく自分たちの地域は自分たちで支え合っていこう」と「地域ささえ愛」組織が誕生しました。
宅食サービス、家事支援サービス、見守りの3つを柱に活動。活動するメンバーには89名の申し込みがあり、男性も16名あり女性では難しい力仕事など活躍してもらえて心強いとの声も上がりました。
私は北設地区の「やまびこの会」で20食から25食を利用者宅に届け、今日は朝から暑いね、など些細なことでも声を掛けるように心がけています。令和5年度には組織全体で5064食の利用がありました。今では娘もサポーターの一員かのように配達前の準備を手伝うなど活動日を楽しみにしています。
今年度はやまびこ会の副会長となり、3つの活動を提案し取り組んでいます。
手作り弁当やだんごなどを販売する女性部「だるま屋」の活動で支店の軒先で開いています。2つ目は「助け合い組織ドレミの会」の利用者に弁当を注文してもらい、手作り弁当の良さを知ってもらうこと。そして新しい活動として親子ピザ作り体験などです。
「地域ささえ愛」組織の活動はまだまだこれからですが少子高齢化が進む過疎地域には絶対必要な取り組みだと思っています。「ささえあい」精神のもと世代や性別を超えて参加してもらえるよう広報活動もがんばっていきます。
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