シロアリ防除成分「メタミサルト」 の蛍光特性で特許出願 JA全農2025年1月29日
JA全農とZMクロッププロテクション(ZMCP)、住化エンバイロメンタルサイエンス(SES)は、JA全農が所有するシロアリ防除成分「メタミサルト」(ZMCPの登録商標、一般名はジクロロメゾチアズ)が紫外線(ブラックライト)を照射することで蛍光を発することを発見し、昨年10月4日に共同で同蛍光能の用法特許を出願した。今後は「目で見えるシロアリ防除成分」として普及・定番化を進める。
「デンパSC」「ネクサスZ800」
シロアリ防除剤は、家屋の床下などの薄暗い空間の土壌やコンクリート、木材などの処理部材表面に散布・塗布処理する。こうした環境下では有効成分を確認するためには、部材表面から採取したサンプルを機器分析する必要があり、作業時間やコストが課題だった。蛍光特性のある「メタミサルト」のシロアリ防除剤を使用すれば、適切に散布されていることや、散布部位に有効量の存在し、効果があることを目視で確認できる。
全農は以前からJAやパートナー企業のシロアリ防除事業者と連携して「組合員の快適で継続的な住環境づくり」を目的にシロアリ防除に取り組んでいる。「メタミサルト」は、シロアリ防除成分としては最高レベルの伝播効果(=防除性能)があり、人畜や環境に対する安全性が高い成分で、23年から販売を始めた。今後は「メタミサルト」を有効成分とする「デンパSC」(SESの登録商標)や「ネクサスZ(ゼータ)800」(「ネクサス」は日本農薬の登録商標)の組合員宅での使用を広げる。
重要な記事
最新の記事
-
鳥インフル 国内47例目 千葉県で確認2025年1月30日
-
初動5年で農業の構造改革 28の目標掲げ毎年検証 次期基本計画2025年1月30日
-
営農管理システム「Z-GIS」と「レイミーのAI病害虫雑草診断」アプリが4月に連携開始 地域全体を簡単把握、現場データ管理がより手軽に JA全農と日本農薬(1)2025年1月30日
-
営農管理システム「Z-GIS」と「レイミーのAI病害虫雑草診断」アプリが4月に連携開始 地域全体を簡単把握、現場データ管理がより手軽に JA全農と日本農薬(2)2025年1月30日
-
何かと言えば搗いた餅【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第326回2025年1月30日
-
雑草防除で成果保証型サービス開始 節水型乾田直は栽培を普及へ BASFジャパン2025年1月30日
-
担い手集め地域農業守る 労働力支援協議会が発足 JAみなみ筑後2025年1月30日
-
農林中金「アグリウェブ」に農業特化型生成AIを提供開始 きゅうりトマトなすび2025年1月30日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」神奈川県で幻の果実「湘南ゴールド」を収穫 JAタウン2025年1月30日
-
JAしまね「ファミマフードドライブ」を通じて食品寄贈 地域支援拡大の仕組みを構築2025年1月30日
-
「北海道スマートフードチェーンプロジェクト事業化戦略会議2025」開催 農研機構2025年1月30日
-
今年いちばん「うまい米」第11回「お米番付」最優秀賞など発表 八代目儀兵衛2025年1月30日
-
茨城県のブランド豚肉を堪能「常陸の輝きメニューフェア」2月1日から県内のレストランで開催2025年1月30日
-
「日本さつまいもサミット」今年度の特選生産者8組が決定2025年1月30日
-
【人事異動】協友アグリ(1月29日付)2025年1月30日
-
【人事異動】東邦化学工業(2月1日付)2025年1月30日
-
【役員人事】クミアイ化学工業(1月29日付)2025年1月30日
-
彦摩呂が驚く 南アルプス市のおいしいもの「タベサキ」新番組スタート2025年1月30日
-
農業課題解決と技術革新へ 広沢技術振興財団ものづくり技術助成事業に採択 AGRIST2025年1月30日
-
鳥インフル 米コネチカット州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月30日