JAいちかわ ドバイ食品見本市で千葉県産梨を初出展「ZEROCO」で冬季輸出を実現2025年2月20日
鮮度保持機器「ZEROCO」を活用した冷蔵・冷凍食品の販売・製造、輸出入事業を手がけるZEROCO株式会社は、JAいちかわと協力して特産の梨を約半年間保管し、冬季の輸出が困難だった千葉県産梨をドバイへ空輸することを実現。JAいちかわは、中東最大級の食品見本市「Gulfood 2025」に出展し、日本で初めて果物の出展に成功した。
「Gulfood 2025」に初出展したJAいちかわのブース
同社が保有する鮮度保持技術「ZEROCO」は、これまで実現が難しいとされてきた低温・高湿の保管環境を安定的に達成し、食材や食品の鮮度を長期間、高品質に保持する。また、予備冷却として活用することで冷凍食品の品質向上にも寄与する技術。
JAいちかわは、2013年からドバイ向けに梨を輸出しているが、新型コロナウイルスの影響により近年は注文が減り、冬季の輸出は特に難しい状況にあった。今回、鮮度保持技術「ZEROCO」を活用することで、2024年8月に収穫した梨を約半年間にわたり高鮮度のまま保管し、品質を維持した状態で冬季輸出を実現した。
JAいちかわが出展した千葉県産の梨
これにより、ドバイ市場への年間を通した安定供給が可能となり、日本産梨の高付加価値化と海外市場での競争力向上に繋がる。また、梨の品種や個体差はあるが「ZEROCO」により約1年間の鮮度保持が可能になる。
ZEROCOは、鮮度保持技術「ZEROCO」を通じて、日本産食材・食品の高付加価値化と輸出拡大を支援。食材本来のおいしさを消費者に届け、生産現場など食産業のサプライチェーンにおける在庫保管や、出荷調整によるオペレーションの軽減、フードロス削減や労務環境の改善に貢献する。
同社は3月11日~14日、東京ビックサイトで開催の「FOODEX」に出展予定。
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