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農家向け家庭雑誌『家の光』が創刊100周年 4月1日に記念号発売 家の光協会2025年3月25日

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JAグループの(一社)家の光協会が発行する農家向け月刊家庭雑誌『家の光』が、100周年記念号(5月号)を4月1日に発刊。「台所」をテーマにこれまでの歩みをたどる特別企画や、読者が参加する100周年記念のダンスコンテストを開催する。

創刊100周年を迎える『家の光』5月号と創刊号の大正14年5月号創刊100周年を迎える『家の光』5月号と創刊号の大正14年5月号

100周年記念号となる5月号は、農村の家庭にとって田畑と食卓をつなぐたいせつな場所「台所」をテーマにこれまでの歩みをたどる特別企画と別冊付録を掲載。また、スペシャルインタビュー企画として、連載「美輪明宏の人生相談」でおなじみの美輪明宏さんのインタビューや、100周年の記念企画として、農家を中心とした読者を対象にした動画投稿によるダンスコンテストや、暮らしや農作業に役だつグッズなどが当たる豪華プレゼント企画も実施する。

『家の光』は大正14年、JA(農業協同組合)の前身組織である産業組合中央会より発刊された月刊の家庭総合雑誌。創刊号の巻頭言である「共同心の泉」では、「力の弱い一人一人がとてもできない仕事でも、二人が一人となりてしっくり組み合えば案外たやすく成し遂げられる。ゆえにわれらの理想は同心協力の精神であり、共存同榮の社会である」と、家庭や地域で助け合い、力を合わせて暮らしていくことの大切さを説いている。

農家のための大衆家庭雑誌として、特に戦後は生活改善普及運動をはじめとした農村の民主化、近代化に貢献。昭和36年1月号には発行部数が180万部に達し、農家にとってはなくてはならない雑誌として歴史を重ねてきた。

現在も全国のJAを通じて販売され、「食と農」「暮らし」「協同」「家族」をテーマに、人生100年時代を農村や地域社会で元気に生き抜く知恵を伝えている。食と農に関心のある地方在住の女性を中心に、子どもからお年寄りまで家族みんなが読める家庭雑誌で、読者層は20代から80代と幅広く、中心的な読者層は50~70代の女性。気の合う仲間同士のグループで持ち寄って記事活用されている。

近年は、SDGsや農村地域の課題解決につながる記事とともに、読者ニーズの高い「健康」「料理」「家庭園芸」などの生活実用記事に力を入れており、発行部数は約36万部。日本ABC協会の調査では月刊誌で第2位となっている。

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