JAの活動:ヒント&ピント ~JAの広報誌から~
【ヒント&ピント】伝えよう! JAの自己改革2018年6月10日
いくら立派な広報誌を作っても、組合員に読まれなければ意味がない。どうすれば手にとり、目を通してもらえる広報誌をつくるか。いま、そのことが「自己改革」を進めているJAに問われている。そうした工夫のみられる記事を、当協会に送っていただいている広報誌の中からピックアップし、今後、この欄で重点的に掲載する。
◆特A奪還を呼びかけ
JAいわて平泉「kosheru」(こしぇる)
特集で「農業」、「くらし」、「経営」の3本柱で、これまで同JAが取り組んできたJA自己改革を紹介。GAP指導員の養成、「ひとめぼれ」の特A奪還、畜産経営基盤の維持・拡大、園芸生産基盤の維持・拡大、くらしの活動課・地産地消課の新設、営農指導部門の集約などの取り組みを説明。農家組合員の所得の増大と農業生産の拡大をめざす。ホームページに自己改革ページを新設し、DVDの作成をしたことも紹介している。
◆地域に役立つJAへ
JA伊豆の国「JA伊豆の国」
「地域にもっと役立つJAへ!」のタイトルで、農業所得の向上、農の魅力、地域への貢献の3つについてJAの取り組みを課題ごとに紹介している。全国有数の産地であるワサビの苗の安定供給、野菜の農業基礎講座の開講による15人のJA農産物直売所の会員拡大などのほか、県下初の相続・年金専門部署の開設など、地域の実情にあった事業を取り上げている。写真が多いと煩雑になりがちだが、傾けたり、丸や四角にカットしたりして変化をつけている。
◆別冊で方向アピール
JA福岡市「jam別冊」
珍しいJA改革の別冊である。それもずばり「伝える自己改革」。総合農協の存在意義を強調する作家、山下惣一氏の論文「JAこそ我らが砦」(本紙2018年1月10日号掲載)の全文を紹介。これを2018年の「新たな闘いのキーワード」として、改革に向けたJA自らの方向性を読者に示す。その上で、地域の人々が食べる農産物を組合員と一緒に生産しているというメッセージを込めて「福岡市食料農業協同組合をめざす」と、明快なコンセプトをアピールしている。
本コラムの記事一覧は下記リンクよりご覧下さい。
重要な記事
最新の記事
-
【人事異動】JA全農(2025年1月1日付)2024年11月21日
-
【地域を診る】調査なくして政策なし 統計数字の落とし穴 京都橘大学教授 岡田知弘氏2024年11月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】国家戦略の欠如2024年11月21日
-
加藤一二三さんの詰め将棋連載がギネス世界記録に認定 『家の光』に65年62日掲載2024年11月21日
-
地域の活性化で「酪農危機」突破を 全農酪農経営体験発表会2024年11月21日
-
全農いわて 24年産米仮渡金(JA概算金)、追加支払い2000円 「販売環境好転、生産者に還元」2024年11月21日
-
鳥インフル ポーランドからの家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月21日
-
鳥インフル カナダからの生きた家きん、家きん肉等の輸入を一時停止 農水省2024年11月21日
-
JAあつぎとJAいちかわが連携協定 都市近郊農協同士 特産物販売や人的交流でタッグ2024年11月21日
-
どぶろくから酒、ビールへ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第317回2024年11月21日
-
JA三井ストラテジックパートナーズが営業開始 パートナー戦略を加速 JA三井リース2024年11月21日
-
【役員人事】協友アグリ(1月29日付)2024年11月21日
-
畜産から生まれる電気 発電所からリアルタイム配信 パルシステム東京2024年11月21日
-
積寒地でもスニーカーの歩きやすさ 防寒ブーツ「モントレ MB-799」発売 アキレス2024年11月21日
-
滋賀県「女性農業者学びのミニ講座」刈払機の使い方とメンテナンスを伝授 農機具王2024年11月21日
-
オーガニック日本茶を増やす「Ochanowa」有機JAS認証を取得 マイファーム2024年11月21日
-
11月29日「いい肉を当てよう 近江牛ガチャ」初開催 ここ滋賀2024年11月21日
-
「紅まどんな」解禁 愛媛県産かんきつ3品種「紅コレクション」各地でコラボ開始2024年11月21日
-
ベトナム南部における販売協力 トーモク2024年11月21日
-
有機EL発光材料の量産体制構築へ Kyuluxと資本業務提携契約を締結 日本曹達2024年11月21日