JAの活動:ヒント&ピント ~JAの広報誌から~
【ヒント&ピント】伝えよう!JAの自己改革62018年12月23日
いくら立派な広報誌を作っても、組合員に読まれなければ意味がない。どうすれば手にとり、目を通してもらえる広報誌をつくれるか。いま、そのことが「自己改革」を進めているJAに問われている。そうした工夫のみられる記事を、当協会に送っていただいている広報誌の中からピックアップし、この欄で重点的に掲載します。
◆県大会を詳しく
JA新いわて「夢郷」
今年は3年に一度のJA全国大会の年だが、半年繰り下げて来年の3月となった。そのため、県大会が先行し、各県で大会が開かれているが、「夢郷」はJA岩手県大会の様子を詳細に報告している。
ただ、協議・決定事項の紹介に留まっているのが惜しい。県大会に出席するのは役員や幹部職員が中心になることが多いが、広報担当者も志望して同行し、自分の目で見た印象、雰囲気を記事にして紹介すると、生き生きした紙面になる。
(画像をクリックすると大きな画像が表示されます。以下、同じ。)
◆上半期の成果を
JA尾張中央「ふれあい」(愛知県)
長・中期の事業や活動は、節目節目のチェックが欠かせない。長期にわたるJA自己改革もこのなかの一つであり、半期ごとの成果と課題を確認する必要がある。
「ふれあい」の特集では「自己改革の成果」として、平成30年度の上半期の成果をまとめている。生産コストの低減、販売力強化のほか、「農機具のない組合員のサポート」、「地元農産物の消費を通じて、農業を応援する准組合員を増やす」など、JA独自の改革でくくっている。
◆新業態の直売所PR
JAたじま「リレーション」(兵庫県)
兵庫県では初出店となる、JAの農産物直売所とエーコープのスーパーマーケットが一体となった「JAファーマーズたじまんま和田山」を大々的に紹介している。
エーコープとJA直売所が同一店舗内で、それぞれ役割を分担して運営するという新しい業態の店で、生産と消費を近づけ、生産者の所得増大と地域活性化への貢献という意味で、立派なJA改革の一つ。見開きで写真を大きく扱い、出荷者部会の支部長が登場し、期待を述べているのがよい。
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