JAの活動:今さら聞けない営農情報
【今さら聞けない営農情報】第46回 ARfD:急性参照用量2020年4月3日
最近、ARfD値という言葉を聞いたことはありませんか? これは農薬の登録に必要な農薬の残留基準を決めるために必要な数値のひとつで、「急性参照用量」といいます。
ヒトがある物質を24時間、または、それより短時間に経口摂取した場合に健康に悪影響を示さないと推定される一日当たりの摂取量のことをいいます。
これまでは、ADI(一日摂取許容量:ある物質を毎日一生涯取り続けても健康に影響を与えない量)をもとに農薬の残留基準値が決められていました。このADIは長期に摂取し続けることを前提とした数値であるため、短期に急激に摂取する可能性については考慮されていませんでした。
そこで、急激に農薬を摂取した場合でも健康被害が出ないようにARfDを定め、ADIと合わせて評価して農薬の残留基準値を設定するようになりました。
これが、既存の登録農薬に対しても再評価することになったため、ARfDの導入により、農薬の残留基準値が従来より低く再設定された一部農薬では、その新残留基準をクリアするために、使用方法の変更や登録作物の削除が必要になってしまいました。
これにより、従来使えていた農薬が同じ作物なのに作物登録が抹消されて使えなくなっているケースがあります。
特に、昔からある古い農薬にそれに該当するものが多いので、注意が必要です。
基本的に有効期限の残っている農薬は、登録変更後のものになっていますので、使用する前にラベルをよく確認して下さい。もし、昔使えていた作物がラベルに載っていなければ、その作物の登録が削除になっています。その場合、昔は使えていても、現在は同じ作物では使用できませんので十分に注意して下さい。
農薬の残留基準値設定、農薬登録までの流れ(厚生労働省ホームページより)
(用語)
無毒性量: ある物質について何段階かの異なる投与量を用いて毒性試験を行ったとき、有害影響が認められなかった最大の投与量。
安全係数: 動物実験のデータを用いてヒトへの毒性を推定する場合、通常、動物とヒトとの種の差として「10倍」、さらにヒトとヒトとの間の個体差として「10倍」の安全率を見込み、それらをかけ合わせた「100倍」を安全係数として用いる。
一日摂取許容量: ヒトがある物質を毎日一生涯にわたって摂取し続けても、現在の科学的知見からみて健康への悪影響がないと推定される一日当たりの摂取量
急性参照用量: ヒトがある物質を24時間又はそれより短時間経口摂取した場合に健康に悪影響を示さないと推定される一日当たりの摂取量
本シリーズの一覧は以下のリンクからご覧いただけます。
【今さら聞けない営農情報】
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