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JAの活動:JAの新代表に聞く

【JA新代表に聞く】第6回 JA晴れの国岡山 代表理事組合長 石我均氏-統一ブランド確立へ 2020年4月24日

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 新年度を迎え、全国のJAで役員の改選が行われ、新しい組合長が就任している。広域JAを中心の新任組合長に、就任にあたっての抱負を聞き、随時掲載する。

石我均氏 新JAの運営については「組合員・地域・役職員が元気になる農業・地域の創造」を基本理念として組合員・利用者・地域とのつながりを第一に、よりよいサービスを提供し続けることが社会的責任と認識しています。

 旧8JAそれぞれの人材、施設、資金、情報などを最大限に活用・共有し、盤石な経営を基にこれまで通り地域に根ざし、その特性・主体性を踏まえた事業展開を進めます。組合員の意思反映や利便性の確保のため、旧JA単位に統括本部を置きました。支店の渉外担当者も充実させ、「合併して農協が遠くなった」と言われないようにしたい。

 地域農業振興については、長年、各地域で育んできた地域ブランドを維持する一方、産地と話し合いながら『晴れの国』の統一ブランドを打ち立てることも考えたい。これまで各JA単位で集荷していた農産物がまとまり、規模が大きくなることで、市場で優位に立てる。営農指導員の若返りやレベルアップなど人材育成にも力を入れ、市場ニーズや栽培管理などの情報をタイムリーに農家へ提供できるようにします。

 これまで、各JAで自己改革に取り組み、生産資材のコスト低減を進めてきました。合併を機に品目の集約や大量仕入れによるメリットを最大限に発揮し、肥料、農薬の仕入れ価格や物流コスト、在庫管理の効率化でこれまでより安く資材を供給し、農家所得の向上に貢献したい。

 ライスセンターや選果場などは、国庫補助金を活用して建てられており、旧JAのエリアを越えての利用に制限があります。老朽化で維持費の負担が大きく、統廃合も難しいので、行政の支援を求めることも検討したい。

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