JAの活動:今さら聞けない営農情報
SDGs 1【今さら聞けない営農情報】第80回2020年12月5日
最近SDGs(エス・ディー・ジーズ)という言葉をよく耳にしますが、その内容はご存じでしょうか?
SDGsは、Sustainable Development Goalsの略称で「持続可能な開発目標」とされています。
これは、「2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された『持続可能な開発のための2030アジェンダ』にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の『誰一人取り残さない(leave no one behind)』ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。」(外務省)
SDGsの17のゴールは、(1)社会面:貧困や飢餓、教育など、(2)経済面:エネルギーや資源の有効活用、働き方の改善、不平等の解消など持続可能な形で経済成長を目指す、(3)環境面:地球環境や気候変動など地球規模で取り組むべきもの、以上3つの側面から世界が直面する課題を網羅的に示し、とらえることのできる17のゴールを定め、それぞれの課題を解決しながら、統合的によりよい未来を築くことを目標としています。
このSDGsの達成に向けて各国がそれぞれ取り組みを進めていますが、その達成状況は、進展はしているものの、国や地域によって偏りや遅れがあり、あるべき姿からはまだほど遠いと評価し、その危機感から2030年までを「行動の10年」として行動を加速することが求められました(2019年SDGsサミット)。
日本も達成に向けた取り組みを強化してきていますが、達成に向けた道のりは決して明るいものではなく、「行動の10年」に国民一人ひとりにできることをしっかりと考え、一歩踏み出す姿勢が求められています。
農業現場においても、17のゴールのうち取り組むべきものがいくつもあり、それを達成することが地域の振興にも役立つものもあります。次回以降、農業現場が取り組むべき課題を紐解いてみて、農業に携わる人間が何をすべきか考えてみたいと思います。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(119) -改正食料・農業・農村基本法(5)-2024年11月23日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (36) 【防除学習帖】第275回2024年11月23日
-
農薬の正しい使い方(9)【今さら聞けない営農情報】第275回2024年11月23日
-
コメ作りを担うイタリア女性【イタリア通信】2024年11月23日
-
新しい内閣に期待する【原田 康・目明き千人】2024年11月23日
-
基本法施行後初の予算増確保へ JAグループ基本農政確立全国大会に4000人 生産者から切実な訴え2024年11月22日
-
「適正な価格形成」国関与で実効的に JA群馬中央会・林会長の意見表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
JAグループ重点要望実現に全力 森山自民党幹事長が表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
農林水産省 エン・ジャパンで「総合職」の公募開始2024年11月22日
-
鳥インフル 米モンタナ州、ワシントン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
鳥インフル オランダからの生きた家きん等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
11月29日「ノウフクの日」に制定 全国でイベント開催 農水省2024年11月22日
-
(411)「豚ホテル」の異なるベクトル【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月22日
-
名産品のキャベツを身近に「キャベツ狩り選手権」開催 JA遠州中央2024年11月22日
-
無人で水田抑草「アイガモロボ」NEWGREENと資本業務提携 JA三井リース2024年11月22日
-
みのるダイニング名古屋店開業2周年「松阪牛ステーキ定食」特別価格で提供 JA全農2024年11月22日
-
【スマート農業の風】農業アプリと地図データと筆ポリゴン・eMAFF農地ナビ2024年11月22日
-
自動運転とコスト【消費者の目・花ちゃん】2024年11月22日
-
イチゴ優良苗の大量培養技術 埼玉農業大賞「革新的農業技術部門」で大賞受賞 第一実業2024年11月22日
-
「AGRIST Aiサミット 2024」産官学金オープンイノベーションで開催2024年11月22日