JAの活動:ヒント&ピント ~JAの広報誌から~
1年の締めくくりにふさわしく【ヒント&ピント~JAの広報誌から】2021年12月18日
ことし最後の広報誌となった。コロナに明けコロナに暮れ、JAや集落のさまざまな会議やイベントができなくなり、広報誌の編集担当者は消化不良気味の1年だったと想像する。その分、ことし最後の広報誌は充実した内容にしたい。その思いが感じられる特集記事を探した。
カレンダーの写真を募集
JAいわて花巻「ほらーの花巻」(岩手県)
オリジナルカレンダーを作成するJAは多い。「ぽらーの花巻」は、昨年からフォトコンテストで入選した作品をカレンダーに使っている。「いい土・いい水・いい心~次世代に残したいJA管内の風景~」のテーマで募集。県外を含め24人、68点の応募があった。管内の四季の風景や農作業の様子、地域の伝統行事などさまざまな写真が集まった。特集では入賞の12点を紹介している。
フォトコンテストでカレンダーの写真を募集するJAは少なくない。組合員に地域のよさを改めて知ってもらうよい機会になる。
「菌活」で健康に
JAひだ「飛騨」(岐阜県)
「菌活」とは、身体によい働きをする「菌」を積極的に食事からとり入れ、腸内細菌を整えることだそうだ。「菌」とはすなわちキノコであり、豊富な植物繊維を含む。「飛騨」は、飛騨地方で採れる代表的なキノコの菌床しいたけ、なめこ、きくらげについて、その特長や作り方、生産者のメッセージを紹介している。
雪に閉ざされる飛騨地方で、キノコの施設栽培は冬の重要な産業。菌床シイタケの生産者は80人を超え、10月から5月ころまで生産する。店頭に並ぶキノコは知っていても、施設内の栽培現場を見る機会は少ない。写真を豊富に使って分かり易い。
手軽におせちを
JA福岡市「Jam」(福岡県)
発行の前月に締め切りとなる広報誌は、年末や正月の話題を取り上げることは難しい。「Jam」はこれに挑戦し、おせち料理の特集を組んでいる。「新年をおいしく彩るお手軽ワンプレートおせち」のタイトルで、手間いらず、短時間で作れるおせち料理として紹介としているが、黒豆やエビ、レンコンなど、縁起ものを材料に使った料理で、それぞれ味わい深い内容となっている。
自宅でおせち料理を作らなくなった家庭が増えているが、たまには手作りの料理で新年の迎えたいという人にはピッタリの特集である。
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