JAの活動:今さら聞けない営農情報
有機農業とは12 【今さら聞けない営農情報】第131回2021年12月25日
令和3(2021)年5月12日に決定された「みどりの食料システム戦略」では、有機農業の推進が大きな目標となっているようです。そこで、本稿では「有機農業とは何か」をひも解いており、その大本となる有機JAS規格について解説しています。前回までで、第1条から第4条まで終了しました。今回から第4条で頻出した別表について解説していきたいと思います。別表は下記の五つがあり、それぞれの表に有機JAS規格で使用できる資材名と規格に合致するための条件が示されています。これらは、使用する資材を選択する際に重要な判断材料になることから、その特性や用途等を丁寧にひも解いていきたいと思います。
まずは別表1です。別表1には、有機JAS規格で使用できる肥料および土壌改良材が記されており、別表1に示された条件を満たしたものであれば有機JAS規格で使用することができ、それ以外のものでも、原則的には、(1)資材の製造工程において化学的に合成された物質が添加されていないこと(2)資材の使用基準を満たしていること――を条件に使用することができます。ただ、別表1には、有機JASで使用できそうなほとんどの資材があげられていますので、迷ったら別表1に示された資材を使用する方が無難です。
次回より、別表1に示された23の資材とその条件をひも解いてみます。
(つづく)
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