JAの活動:ヒント&ピント ~JAの広報誌から~
新生農協につなぐ【ヒント&ピント~JAの広報誌から】2022年3月31日
今年4月の合併を控え、現JAととして最終号となるJA広報誌を拾った。合併はJAにとって大仕事であると同時に、組合員にとっても、これまで通り利用できるのかという不安がある。二つのJAの最終号と、インスタグラムでフォトコンテストを行ったJAの広報誌を紹介する。
最終号に思い込めて
JA伊豆の国「JA伊豆の国」(静岡県)
4月1日をもって、静岡県の東部地区8JAが合併し、冨士伊豆農協(JAふじ伊豆)になる。最終号となる3月号は、JA伊豆の国広報誌の28年の軌跡と、組合員読者のメッセージを載せている。紙面ではJAの出来事が年度ごとに分かるだけでなく、ポイントとなる年度の広報誌を紹介。表紙の写真は古くからの読者の郷愁を誘う。
記念インタビューも掲載。現職の苺、わさびなどの委員会委員長や女性部、青壮年部の委員長、それに「わたしとJA伊豆の国」をテーマに募集した読者の感想もあり、親しみのある紙面になっている。新JAになってもこの姿勢を守って欲しい。
合併後の利便に配慮
JA新潟みらい「みらい」(新潟県)
新潟県下越地区の5つのJAが合併し、4月1日から新潟かがやき農協(JA新潟かがやき)になる。広報誌はこれに備え、名称変更となる、合併後の利用施設の地図や、新しい金融機関コードなどを掲載し、新しいJAになって、組合員が利用に不便を被ることのないようにとの配慮がうかがえる。
また、キャッシュカードやJAカードの扱い、ATM振込み、給与振込みなどの手続きの要否を細かく説明している。紙面はJA新潟みらい15年の出来事を年表と写真で紹介。表紙には節目ごとの広報誌の表紙を並べている。
PRにインスタグラム
JAみのり「ネットワークMINORI」(兵庫県)
インスタグラムで寄せられた「JAみのり秋フォトコン」の写真が紙面を飾る。JAの農産物のPRを目的に、昨年10月から始めたコンテストだが、2カ月ほどで全国から4200点を超える応募作品があり、その中から特に優れた写真を掲載した。
紙面では併せて、インスタグラムを始めてみようという人のためスマートフォンの操作や、スマホで写真映えする写真の撮り方なども、実例付きで紹介。SNSを使った新しい取り組みであり、具体的な活用方法はこれからの課題だが、ネットワークを使った広報誌の作り方として研究する価値がありそうだ。
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