JAの活動:今さら聞けない営農情報
有機農業とは27【今さら聞けない営農情報】第146回2022年4月16日
令和3年5月12日に決定された「みどりの食料システム戦略」では、有機農業の推進が大きな目標となっています。有機農業に取り組むあるいは拡大するためには、有機農業についてよく理解する必要があり、本稿では、その大元となる有機JAS規格について解説しています。過去3回(N0.137、No.138、No.139)に渡り、別表2の有機栽培で使用できる農薬等資材の概略をご紹介しました。現在、別表2で示された資材を使用する際の留意点を、別表2に掲載されている順番に沿って連番で紹介しています。
14.炭酸水素ナトリウム水溶剤及び重曹
炭酸水素ナトリウムは食品添加物として認可を受けている成分で、商品名はハーモメイト、野菜類のうどんこ病菌に対し治療的な効果を示します。
うどんこ病菌の分生胞子(病斑上の白い粉状のもの)の発芽や分生胞子の形成を強く阻害することが知られており、これにより蔓延防止効果を発揮します。
直接菌に薬液をかけないと効果を示さないため、発生初期よりもある程度発生がそろった頃(葉の20~30%位が白くなった程度)の散布が効果も安定します。使用回数の制限はありませんが、過度に使用すると葉の硬化や黄化が起こることがありますので、極端な連続散布は避けるようにします。
15.炭酸水素ナトリウム・銅水和剤
前出の炭酸水素ナトリウムと、食品添加物として認可を受けている無水硫酸銅との混合剤です(商品名 ジーファイン水和剤)。銅の作用により、幅広い病原菌に対して予防効果を発揮し、うどんこ病に対しては予防効果と治療効果を発揮します。炭酸水素ナトリウムは、うどんこ病にしか効きませんが、銅は各種糸状菌に加え、細菌病にも予防的な効果を発揮しますので、これ1つで多くの作物病害の予防に役立ちます。
基本的に、本剤は病害の発生前から定期的に1週間から10日間隔で予防散布を行います。うどんこ病に対してだけは治療効果がありますので、うどんこ病が発生後でも使用できますが、他の病害(特に細菌病)などをしっかりと防除するためにも、本剤は、基本的に予防的に使用します。
なお、ジーファイン水和剤は溶けにくいので、面倒でも少量ずつよく攪拌しながら薬液をつくるようにします。
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