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JAの活動:今さら聞けない営農情報

有機農業とは28【今さら聞けない営農情報】第147回2022年4月23日

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令和3年5月12日に決定された「みどりの食料システム戦略」では、有機農業の推進が大きな目標となっています。有機農業に取り組むあるいは拡大するためには、有機農業についてよく理解する必要があり、本稿では、その大元となる有機JAS規格について解説しています。過去3回(N0.137、No.138、No.139)に渡り、別表2の有機栽培で使用できる農薬等資材の概略をご紹介しました。現在、別表2で示された資材を使用する際の留意点を、別表2に掲載されている順番に沿って連番で紹介しています。

16.銅水和剤

銅剤の歴史は古く、19世紀初めの頃から殺菌剤として使用されています。その歴史の詳細は、硫酸銅の部に譲ることとし、ここでは、銅剤が効果を発揮するメカニズムを紹介します。銅剤は、銅化合物が作物に散布されたのち、徐々に放出される銅イオンが病原菌に作用して殺菌効果を示します。効果を発揮するためには、適度に銅イオンが発生することが重要で、もし過剰になると作物に薬害が発生します。特に、稲や麦、大豆、はくさい、もも、うめ、かき、りんご、西洋なしなどは銅の薬害を受けやすいので、炭酸カルシウムなどの薬害軽減剤を混合して使用する必要があります。

銅水和剤は、銅を含む化合物として、塩基性塩化銅、塩基性硫酸銅、水酸化第二銅の3つがあり、それらの成分をそれぞれの商品名は以下のとおりです。それぞれの成分は、銅イオンの放出具合に若干の差があり、それによって適用作物が異なります。銅の薬害を受けやすい作物に使用する場合は、製品ごとの適用作物および注意事項をよく確認するようにします。一般に塩基性の方がややマイルドで、銅の薬害を受けやすい作物にも使用されることが多いようです。

塩基性塩化銅:クプラビットホルテ、サンボルドー、KBW、ビディグラン、ドイツボルドーA、ベニドーなど
塩基性硫酸銅:ICボルドー、Zボルドーなど
水酸化第二銅:コサイドボルドーなど

17.銅粉剤

銅の成分を粉々に粉砕し、同じく細かく粉砕した粉状の分散剤(天然鉱物等)にまぶした製剤です。製品には、塩基性塩化銅を成分とするZボルドー粉剤DLや撒粉ボルドーDLがあります。主に、稲の稲こうじ病や大豆の紫斑病防除に使用されています。

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