JAの活動:ヒント&ピント ~JAの広報誌から~
「食」のテーマは工夫次第【ヒント&ピント~JAの広報誌から】2022年5月9日
「食」の意味は幅広く、さまざまな意味があるが、狭義に「食べもの=食品」と解釈する。万人に共通する興味は「食べもの」であり、人類は、これを得るために歴史を重ねてきたといっても過言ではない。JAは、できるだけ「食べもの」の大切さをアピールしたい。とくに日本食に関する広報誌の企画を拾った。
私の自慢の弁当
JA新いわて「夢郷」(岩手県)
さまざまな「私のお弁当」を紹介する。弁当は箱にご飯とおかずを詰めた携帯食で、日本で一般的に食べられるジャポニカ米は、世界で広く作られているインディカ米などと比べ、冷めても比較的味が落ちにくいという特徴を持つため、他国の携帯食には例がないほどの発展を遂げた。
「夢郷」は、さまざまな弁当を紹介。自分で作った弁当、お母さんやお父さんの作った弁当など、さまざまな自慢の弁当が登場する。食材を無駄なく使うことで、フードロス削減にもつながると、私の弁当づくりを勧める。見ていて楽しくなる企画だ。
コンテストのおにぎり
JAたじま「リレーション」(兵庫県)
春はピクニックの季節、お伴に欠かせないおにぎり。「リレーション」では、米が伝来した弥生時代から作られ、日本が誇るファストフードのおにぎりを紹介。JAでは、広域合併20周年を記念して昨年度、地元産の食材を使ったおにぎりコンテストを開いた。その入賞作品5点が登場。
JA管内は「コウノトリ米育むお米」で知られる。それに「但馬牛」「但馬どり」。そして「朝倉さんしょ」、黒豆の「丹波黒」、さらには「岩津ねぎ」と、地元のブランド産品がそろっており、食材は豊富。ていねいなレシピも付いており、つくってみたくなる。
日本のスーパーフード
JAいちかわ「みどりの風」(千葉県)
納豆、みそ、梅干し、甘酒、緑茶などは日本を代表する食品だ。これらはジャパニーズスーパーフードとも言う。特に決まった食材、食品のことではないが、一般の食品より必須栄養素や健康成分を多く含み、主に植物由来の食品を指す。一般的な食品とサプリメントの中間にある食品と考えればよい。「みどりの風」はその分類も詳しく紹介。その上で冒頭の5品目を紹介する。
各品目の名前の由来、主な栄養素、起源などを説明している。みそでは、防災備蓄にも簡単に作れる「みそ玉」の作り方、緑茶ではおいしい入れ方など、実用的な記事もある。
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