JAの活動:ヒント&ピント ~JAの広報誌から~
野菜の"旬"をアピール【ヒント&ピント~JAの広報誌から】2022年6月25日
施設栽培の普及で"旬"がなくなったといわれる野菜・果実―。しかし、なるべく太陽の光と自然の気温で育ったものがおいしい。特にこれからは露地栽培の夏物の季節になる。JA特産の野菜・果実をアピールしたい。材料は豊富。目を引く写真と見出し、読ませる文章は編集者の腕次第だ。6月の広報誌から拾った。
生産者の部会活動を紹介する企画のなかでスイートコーンを取り上げている。夜間に糖分を蓄えるスイートコーンは1日経つと甘みが半減すると言われる。まさに時間が勝負の"旬"の野菜である。
生産者は朝日が昇るまえに、ヘッドライトのあかりで収穫し、市場に出荷する。綾瀬市園芸協会トウモロコシ部会の名付けて「菜速 あやせコーン」。スイートコーンに賭ける生産者の"想い"を紙面で伝えている。写真には11名の部会員全員が勢ぞろい。トレードマークの黄色のベストが映える。
連載企画である。「今月のうまかもん」で毎号、旬の野菜や果実を紹介している。説明するまでもないが「うまかもん」は博多(福岡市を含む筑前地方)の方言で、「美味しいもの」の意味。今月は小松菜を取り上げている。
JAくるめでは小松菜研究会28人が約12haで栽培している。周年栽培されているのでいつでも食べられるが、冬場の11月から3月にかけての時期が一番おいしい。撮影対象として、野菜や果実は単品でも美味しそうに撮ることで読者の目を引く。「With You」は、毎号この特徴をうまく生かしている。
タイトルもすばり「今月の旬」。6月号ではバレイショを取り上げている。バレイショは安土桃山時代の末期、1600年前後にジャカルタ(インドネシア)から長崎に持ち込まれたと伝えられる。
長崎県は気温が高いため、春と秋の2回収穫ができる。生産量では北海道に次いで全国2位。島原半島が主産地だが、管内の飯盛町や有喜町はメークインの産地として知られる。「ビタミン豊富な『大地のリンゴ』」の見出しのもと、島原半島の段畑で掘り起こしたばかりのバレイショの写真は臨場感がある。
重要な記事
最新の記事
-
【第45回農協人文化賞】人との出会いに感謝 福島県・会津よつば農協組合長 原喜代志氏2024年8月14日
-
【第45回農協人文化賞】努力する人は希望を語る 共済事業部門 鳥取県・JA鳥取西部前代表理事専務 植田秋博氏2024年8月14日
-
【第45回農協人文化賞】「なくてはならない」組織に 経済事業部門 JA岡山会長 宮武博氏2024年8月13日
-
【第45回農協人文化賞】全ては組合員のために 経済事業部門・JA全農ぐんま 前副会長 大澤孝志氏2024年8月13日
-
関東早場米も店頭5㌔2500円以上が売価に【熊野孝文・米マーケット情報】2024年8月13日
-
【第45回農協人文化賞】きのこが健康けん引確信 営農経済部門・日本きのこマイスター協会理事長 前澤憲雄氏(長野県)2024年8月10日
-
【第45回農協人文化賞】土づくりへのこだわり 営農経済部門 秋田県・JA秋田しんせい前常務 高橋徹氏2024年8月10日
-
シンとんぼ(105) -みどりの食料システム戦略対応 現場はどう動くべきか(15)-2024年8月10日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(22)【防除学習帖】 第261回2024年8月10日
-
土壌診断の基礎知識(31)【今さら聞けない営農情報】第261回2024年8月10日
-
【第45回農協人文化賞】「小さな協同」の実践を目指して 一般文化部門 長野・JA松本ハイランド組合長 田中均氏2024年8月9日
-
【第45回農協人文化賞】「草の根運動」とともに 一般文化部門・JA広島中央会元専務 坂本和博氏2024年8月9日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 香川県2024年8月9日
-
【注意報】果樹カメムシ類急増で被害多発のおそれ 滋賀県2024年8月9日
-
【注意報】ミニトマト、トマトにトマト黄化葉巻病 県中部で多発のおそれ 和歌山県2024年8月9日
-
【注意報】ネギ、ブロッコリー、ダイズにシロイチモジヨトウ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2024年8月9日
-
(396)首都の場所:赤道ギニア共和国【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年8月9日
-
【'24新組合長に聞く】JA碓氷安中(群馬県)戸塚勉組合長 野菜のブランド産地へ (5/31就任)2024年8月9日
-
米の品種や食味などを分析 米品質診断パッケージ、キャンペーンを実施中 サタケ2024年8月9日
-
北海道産赤肉メロンのパフェとかき氷 期間限定で登場 銀座コージーコーナー2024年8月9日