人事2024 左バナー 
JA全農人事情報
左カラム_病害虫情報2021
新聞購読申込 230901
左カラム_コラム_正義派の農政論_pc
左カラム_コラム_米マーケット情報_pc
左カラム_コラム_地方の眼力_pc
左カラム_コラム_食料・農業問題 本質と裏側
左カラム_コラム_昔の農村・今の世の中_pc
左カラム_コラム_花づくり_pc
左カラム_コラム_グローバルとローカル_pc
左カラム_コラム_TPPから見える風景_pc
左カラム_コラム_ムラの角から_pc
241029 グレインSP SP
JA全中中央①PC
JA全中中央SP

JAの活動:今さら聞けない営農情報

有機農業とは48【今さら聞けない営農情報】第167回2022年9月17日

一覧へ

前回より、発芽から植物の成熟までの作物ライフサイクル全体にわたって、いくつかの方法で植物の成長および発育を促進する機能を持つバイオスティミュラント(以下BS)の機能についてご紹介しています。
今回の最初は、「⑤植物の水バランスを制御、改善する」です。

植物は、根から養分や水分を吸い上げ、光合成によってエネルギーや有機物を生成しています。これに際し、BSが蒸散のコントロールや浸透圧の調節をすることによって、より効率的な光合成の促進や乾燥時の過蒸散を防止したりできます。これらの機能を根量の増加や根の活性向上に役立つBSを活用することにより、作物の収量増加、品質増加に役立つようになります。

最後に、「⑥土壌の特定の物理化学的性質を高め、補完的に土壌微生物の発育を促進する」です。土壌中には、多種多様な微生物が存在しており、それぞれが様々な役割を果たしながら土壌中の微生物層のバランスを保っており、それが保てている間は、土壌も健康な状態といえます。ところが、1つの作物を作付け続ける(いわゆる連作)と、土壌中の微生物層のバランスが崩れ、特定の病原菌が大量増殖するなどの障害(いわゆる連作障害)が起こります。加えて、この土壌病害虫防除のために土壌消毒剤を使用すると、土壌消毒剤の効果が及ぶ範囲内の土壌微生物が死滅し、一気に微生物バランスが崩れてしまいます。BS製品の一部には、このように崩れてしまった土壌のバランスを整えるため、土壌中を微生物が増殖しやすい物理化学的環境を整えて、土壌微生物の発育を促す作用を持つものがあります。そのようなBSを使用すると、微生物層バランスがとれた健康な土壌状態に戻し、植物を健全に育成させるのに適した土壌に再生することができます。

以上何回かに分けて、BSの主な働きを紹介してきました。これらの働きは、BS単独で使用してもある程度効果が出ますが、複数のBSを使用することで、より効果的に作物の機能を向上させ、単独使用よりも作物の増収や品質改善に役立つようになるようです。

では、これらBSにはどんなものがあるのでしょうか。以前、BSの定義のところでご紹介しましたが、BSには無機物質や有機物、微生物など様々なものがあり、腐植酸や海藻エキスなど多種多様な製品があります。次回以降、これらを整理し、具体的に紹介していきます。

重要な記事

241029・日本曹達 くん煙:右上長方形SP

最新の記事

クミアイ化学右カラムSP

みどり戦略

Z-GIS 右正方形2 SP 230630

注目のテーマ

注目のテーマ

JA共済連:SP

JA人事

JAバンク:SP

注目のタグ

topへ戻る