JAの活動:ヒント&ピント ~JAの広報誌から~
和牛全共を盛り上げ【ヒント&ピント~JAの広報誌から】2022年9月23日
"和牛のオリンピック"と言われる第12回全国和牛能力共進会(和牛全共)が10月6~10日、鹿児島県で開かれる。和牛の生産者や関係者にとって5年ごとの一大イベントで、和牛産地のJAの広報誌の多くが、県の選考会や出品牛(出場者)の紹介に紙面を割き、その熱意が伝わるとともに全共の盛り上げに一役買っている。
人牛一体、チームで挑戦
JA秋田おばこ「Obako」(秋田県)
管内から4人が秋田県の代表として、第6区の「総合評価群・種牛群」へ出場する。そのうちの一人を、農業者をクローズアップする広報誌の企画「一笑懸命」の人物紹介とともに紹介。この中で、代表に選ばれるまでの苦労を詳細に紹介し、「自分が出場することで管内の畜産業が盛り上がるきっかけになれば」との決意を紹介している。
第6区は種雄牛の複数の産子を審査するもので、産地としての総合力・チーム力が問われ、「花の区」と呼ばれていることなど、和牛全共のことが、人物紹介を通して分かるように工夫した。
和牛のトップクラスのブランド「飛騨牛」の産地だけに力が入っている。「鹿児島全共まであと1か月!開幕直前特集」と銘用打ち、見出しは「頑張れ!飛騨牛」。8月30日に開催された最終選考会の様子と、第6区の「総合評価群・肉牛群」、第7区「脂肪の質評価群」、第8区「去勢肥育牛」代表牛7頭の生産者と牛を紹介している。
岐阜県の代表牛は全頭が飛騨地域からの出品で、過去5回の巡回によって調査した候補牛から選んだ。あえて紙面に注文をつけると、写真の大きさにメリハリをつけることと代表牛出品者の喜びの声があったらよい。
離島の五島牛、壱岐牛などのブランドで知られる長崎県は和牛の飼育が盛ん。「きゃもん」は、ことし7月に開かれた県代表牛選考会の様子を詳しく説明している。県内各地から58頭が出品。JAながさき管内である県北地域からは11頭(7名)が県代表に選ばれた。紙面では代表牛を紹介するともに、出場者全員が並ぶ。
「和牛新時代 地域が輝く和牛力」という今回の全共のテーマや大会の目的・内容を説明。また前回の宮城全共の写真を使い、雰囲気を伝える。10月号で県北の代表者を特集すると予告し、次号に期待を持たせている。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(138)-改正食料・農業・農村基本法(24)-2025年4月19日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(55)【防除学習帖】第294回2025年4月19日
-
農薬の正しい使い方(28)【今さら聞けない営農情報】第294回2025年4月19日
-
若者たちのスタートアップ農園 "The Circle(ザ・サークル)"【イタリア通信】2025年4月19日
-
【特殊報】コムギ縞萎縮病 県内で数十年ぶりに確認 愛知県2025年4月18日
-
3月の米相対取引価格2万5876円 備蓄米放出で前月比609円下がる 小売価格への反映どこまで2025年4月18日
-
地方卸にも備蓄米届くよう 備蓄米販売ルール改定 農水省2025年4月18日
-
主食用МA米の拡大国産米に影響 閣議了解と整合せず 江藤農相2025年4月18日
-
米産業のイノベーション競う 石川の「ひゃくまん穀」、秋田の「サキホコレ」もPR お米未来展2025年4月18日
-
「5%の賃上げ」広がりどこまで 2025年春闘〝後半戦〟へ 農産物価格にも影響か2025年4月18日
-
(431)不安定化の波及効果【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月18日
-
JA全農えひめ 直販ショップで「えひめ100みかんいよかん混合」などの飲料や柑橘、「アスパラ」など販売2025年4月18日
-
商品の力で産地応援 「ニッポンエール」詰合せ JA全農2025年4月18日
-
JA共済アプリの新機能「かぞく共有」の提供を開始 もしもにそなえて家族に契約情報を共有できる JA共済連2025年4月18日
-
地元産小粒大豆を原料に 直営工場で風味豊かな「やさと納豆」生産 JAやさと2025年4月18日
-
冬に咲く可憐な「啓翁桜」 日本一の産地から JAやまがた2025年4月18日
-
農林中金が使⽤するメールシステムに不正アクセス 第三者によるサイバー攻撃2025年4月18日
-
農水省「地域の食品産業ビジネス創出プロジェクト事業」23日まで申請受付 船井総研2025年4月18日
-
日本初のバイオ炭カンファレンス「GLOBAL BIOCHAR EXCHANGE 2025」に協賛 兼松2025年4月18日
-
森林価値の最大化に貢献 ISFCに加盟 日本製紙2025年4月18日