JAの活動:JA新組合長に聞く
【'24新組合長に聞く】JA佐久浅間(長野県)髙栁利道組合長 営農経済事業改革に全力2024年6月25日
役員の改選期を迎え、全国のJAで新しい組合長が誕生している。折しも「基本法」(食料・農業・農村基本法)が25年ぶりに改正となり、これからの農業の方向が示されたが、具体的な施策はこれから。一方でJAグループは、今年10月の第30回JA全国大会を控え、いま組織協議が進んでいる。この重要な転換期に農業・JAについてどのようなビジョンをもってJAの運営に臨むか。長野県JA佐久浅間の髙栁利道組合長に聞いた。
代表理事組合長 髙栁利道氏
「変化に勝てる経営の〝高み〟を目指し、みんなに〝利益〟を還元する〝道筋〟を創ります」。自分の名前からとったものですが、これを合言葉に、役職員と一体となってJA経営基盤の確立・強化に取り組みたいとの決意を就任のとき述べました。特に営農経済事業の収支改善は事業改革の本丸です。
令和5年度から「営農・経済事業の成長・効率化プログラム」の実践に取り組んでいるところです。管内は高速道路網が整備され、首都圏や中京圏に近くなり、いまや都市近郊型の農業になっています。リンゴ、ブドウなど果実をはじめ、300品目以上の農畜産物があり、大消費地に安定供給できる全国有数の産地です。この条件を生かして農家所得の増大に努めます。
子会社の㈱グリーンファームはその中心になっています。農作業の受託や遊休農地での野菜栽培、畜産農家と連携した牧場の経営などを行っています。また新規就農者の研修を実施し、〝のれん分け〟によって若い新規の就農者が増えています。事業改革は経費の圧縮だけでは先細りです。5年、10年先を見据えた事業改革・投資計画づくりが欠かせません。
重要な記事
最新の記事
-
若者たちのスタートアップ農園 "The Circle(ザ・サークル)"【イタリア通信】2025年4月19日
-
【特殊報】コムギ縞萎縮病 県内で数十年ぶりに確認 愛知県2025年4月18日
-
3月の米相対取引価格2万5876円 備蓄米放出で前月比609円下がる 小売価格への反映どこまで2025年4月18日
-
地方卸にも備蓄米届くよう 備蓄米販売ルール改定 農水省2025年4月18日
-
主食用МA米の拡大国産米に影響 閣議了解と整合せず 江藤農相2025年4月18日
-
米産業のイノベーション競う 石川の「ひゃくまん穀」、秋田の「サキホコレ」もPR お米未来展2025年4月18日
-
「5%の賃上げ」広がりどこまで 2025年春闘〝後半戦〟へ 農産物価格にも影響か2025年4月18日
-
(431)不安定化の波及効果【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月18日
-
JA全農えひめ 直販ショップで「えひめ100みかんいよかん混合」などの飲料や柑橘、「アスパラ」など販売2025年4月18日
-
商品の力で産地応援 「ニッポンエール」詰合せ JA全農2025年4月18日
-
JA共済アプリの新機能「かぞく共有」の提供を開始 もしもにそなえて家族に契約情報を共有できる JA共済連2025年4月18日
-
地元産小粒大豆を原料に 直営工場で風味豊かな「やさと納豆」生産 JAやさと2025年4月18日
-
冬に咲く可憐な「啓翁桜」 日本一の産地から JAやまがた2025年4月18日
-
農林中金が使⽤するメールシステムに不正アクセス 第三者によるサイバー攻撃2025年4月18日
-
農水省「地域の食品産業ビジネス創出プロジェクト事業」23日まで申請受付 船井総研2025年4月18日
-
日本初のバイオ炭カンファレンス「GLOBAL BIOCHAR EXCHANGE 2025」に協賛 兼松2025年4月18日
-
森林価値の最大化に貢献 ISFCに加盟 日本製紙2025年4月18日
-
つくば市の農福連携「ごきげんファーム」平飼い卵のパッケージをリニューアル発売2025年4月18日
-
日清製粉とホクレンが業務提携を締結 北海道産小麦の安定供給・調達へ2025年4月18日
-
森林再生プロジェクト「Present Tree」20周年で新提案 企業向けに祝花代わりの植樹を 認定NPO法人環境リレーションズ研究所2025年4月18日