ＪＡの活動：シリーズ
【'24新組合長に聞く】ＪＡあさひかわ（北海道）古澤祥弘組合長 食料基地の責任果果たす2024年7月2日
役員の改選期を迎え、全国のＪＡで新しい組合長が誕生している。折しも「基本法」（食料・農業・農村基本法）が25年ぶりに改正となり、これからの農業の方向が示されたが、具体的な施策はこれから。一方でＪＡグループは、今年10月の第30回ＪＡ全国大会を控え、いま組織協議が進んでいる。この重要な転換期に農業・ＪＡについてどのようなビジョンをもってＪＡの運営に臨むか。4月16日に就任した北海道ＪＡあさひかわの古澤祥弘組合長に聞いた。
ＪＡあさひかわ
古澤祥弘代表理事組合長
食料基地北海道も高齢化による農家数の減少、生産資材価格の高騰など全国と同じ問題に直面しています。そのなかでいかにして農業所得を増やし、ＪＡの財務基盤を強化するかが課題です。管内農業は米作が中心ですが、農地を守り所得を増やすには経営規模を拡大し、効率的な経営を確立する必要があります。自動運転の大型機械やドローンによるスマート農業にも積極的に取り組んでいます。
意欲のある担い手の法人経営への農地集約も進んでいます。ＪＡの役割は、主力である米に付加価値をつけて販売するかにあります。一方、畑作ではサツマイモの栽培に力を入れています。導入したばかりで、まだ３haほどですが、気候変動による温暖化を考えると、将来有望な作目として期待しています。いま生産コストの価格転嫁が農政課題になっていますが、いかに再生産可能な価格を実現する仕組みをつくるか、真剣に検討していただきたい。
米と野菜という府県と似た農業形態で所得増大を目指す管内の農業は、日本の農業をリードする産地だと自負しています。食料基地北海道は、人が生きていくための基本である「食」を守る責任があります。その自覚をもってやっていきたい。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 三重県2024年7月4日 -
【注意報】モモ、スモモ、ナシにナシヒメシンクイ 県北部で多発のおそれ 和歌山県2024年7月4日 -
【人事異動】農水省（7月5日付）2024年7月4日 -
【鈴木宣弘：食料・農業問題 本質と裏側】「コメ不足」「バター不足」を猛暑のせいにするな～農家を苦しめる政策が根本原因2024年7月4日 -
家格・家柄とむらの支配構造の形成【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第297回2024年7月4日 -
【田代洋一・協同の現場を歩く】サンファームしらたか（山形） 定年制で世代交代 後継者確保率５割誇る2024年7月4日 -
【特殊報】トマト立枯病 県内で初めて発生を確認 静岡県2024年7月4日 -
【特殊報】トマトキバガ 県内で初めて発生を確認 静岡県2024年7月4日 -
【役員人事】井関農機（7月1日付）2024年7月4日 -
【ＪＡ人事】ＪＡ丹波ひかみ（兵庫県）藤原昌和組合長を再任（6月22日）2024年7月4日 -
【ＪＡ人事】ＪＡ紀州（和歌山県）芝光洋組合長を再任（6月22日）2024年7月4日 -
家畜衛生ポスターデザインコンテスト「アフリカ豚熱感染防止」テーマに募集 農水省2024年7月4日 -
生徒自らSDGsの学びを実践 フードドライブ寄贈式開催 パルシステム群馬2024年7月4日 -
新昭和グループの農業法人アグリード 君津植物工場が「Global G.A.P」取得2024年7月4日 -
ゲリラ雷雨はおよそ8.7万回発生 ピークは8月中旬の予想 ウェザーニューズ2024年7月4日 -
「ポケマルこども食育クラブ」第5回日本子育て支援大賞を受賞 雨風太陽2024年7月4日 -
「ウェルネスフードジャパン2024」に初出展 展示会の魅力を多面的に発信 シェアシマ2024年7月4日 -
北海道立農業大学校「オープンキャンパス」開催2024年7月4日 -
平和活動7団体を応援「平和カンパ」受付開始 パルシステム東京2024年7月4日 -
農薬散布など最新ドローン無料実演セミナー 18日に福岡で開催 セキド2024年7月4日
みどり戦略
注目のテーマ
注目のテーマ
ＪＡ人事
