JAの活動:JA新組合長に聞く
【'24新組合長に聞く】JA水戸(茨城県)園部優組合長 小規模家族経営を支援(4/21就任)2024年7月3日
役員の改選期を迎え、全国のJAで新しい組合長が誕生している。折しも「基本法」(食料・農業・農村基本法)が25年ぶりに改正となり、これからの農業の方向が示されたが、具体的な施策はこれから。一方でJAグループは、今年10月の第30回JA全国大会を控え、いま組織協議が進んでいる。この重要な転換期に農業・JAについてどのようなビジョンをもってJAの運営に臨むか。4月21日に就任した茨城県JA水戸の園部優代表理事組合長に聞いた。
代表理事組合長 園部優氏
3年前に専務としてJAの常勤役員になるまではずっと専業農家でした。JAのねぎ生産部会の部会長としてJA水戸のオリジナルブランドとなっている「柔甘(やわらか)ねぎ」の産地づくりに努めてきました。
JAの経営陣に加わるまでは、生産者としてやってほしいことを求める農家サイドの視点でJAをみていましたが、役員になって、JAは農家にとってなくてはならない存在であり、また日本の食料・農業・農村の中核をなす組織だということを改めて強く感じました。
しかし実際の農業・農村では高齢化が進み、担い手不足が深刻になっています。法人経営や規模拡大でしっかり頑張っている人もたくさんいます。だが問題は農家の大半を占め、JAを頼りにしている小規模な家族経営です。こうした経営が農業できちんと成り立つようにしなければなりません。
「柔甘ねぎ」は有機質肥料にこだわった有機栽培をしています。これからの農業は環境にやさしい栽培が求められます。若い担い手の参入もみられます。経験をを活かし、JAとして有機栽培を積極的に支援していくつもりです。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(130)-改正食料・農業・農村基本法(16)-2025年2月22日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(47)【防除学習帖】第286回2025年2月22日
-
農薬の正しい使い方(20)【今さら聞けない営農情報】第286回2025年2月22日
-
全76レシピ『JA全農さんと考えた 地味弁』宝島社から25日発売2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2025年2月21日
-
農林中金 新理事長に北林氏 4月1日新体制2025年2月21日
-
大分いちご果実品評会・即売会開催 大分県いちご販売強化対策協議会2025年2月21日
-
大分県内の大型量販店で「甘太くんロードショー」開催 JAおおいた2025年2月21日
-
JAいわて平泉産「いちごフェア」を開催 みのるダイニング2025年2月21日
-
JA新いわて産「寒じめほうれんそう」予約受付中 JAタウン「いわて純情セレクト」2025年2月21日
-
「あきたフレッシュ大使」募集中! あきた園芸戦略対策協議会2025年2月21日
-
「eat AKITA プロジェクト」キックオフイベントを開催 JA全農あきた2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付、6月26日付)2025年2月21日
-
農業の構造改革に貢献できる組織に 江藤農相が農中に期待2025年2月21日
-
米の過去最高値 目詰まりの証左 米自体は間違いなくある 江藤農相2025年2月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】有明海漁業の危機~既存漁家の排除ありき2025年2月21日
-
村・町に続く中小都市そして大都市の過疎(?)化【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第329回2025年2月21日
-
(423)訪日外国人の行動とコメ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年2月21日
-
【次期酪肉近論議】畜産部会、飼料自給へ 課題噴出戸数減で経営安定対策も不十分2025年2月21日
-
「消えた米21万トン」どこに フリマへの出品も物議 備蓄米放出で米価は2025年2月21日