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JAの活動:今さら聞けない営農情報

農薬の正しい使い方(5)【今さら聞けない営農情報】第271回2024年10月26日

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 「いまさら」では農薬を正しく、安全に、しかも高い効果を得るため、農薬の正しい使い方の基礎知識をご紹介しています。まずは、農薬を正しく使うための第一歩である農薬の製剤に関する基礎知識をご紹介しています。

 農薬を正しく使用するためには、これら剤型の性格をきちんと把握しておく必要があります。なぜなら、剤型によって作物への付着具合が異なり、有効成分の作物への付着具合が農薬の効果に大きく影響するからです。現在、その剤型ごとにその特徴と正しい使用方法、使用上の注意事項を紹介しています。

農薬の製剤にはその成り立ちから略記号がつけられており、各種資料などで略記号が付けられていることもあるので、あわせて覚えておくと便利です。今回は、水に希釈して散布する製剤の種類と特徴の続きです。

6.サスポエマルジョン(略記号:SE)
 この製剤は、フロアブル(FL)とエマルション(EW)を混ぜ合わせたような製剤です。このため、希釈すると、エマルションの部分は乳化して白濁するため白い透明の液体のままですが、フロアブルの部分は混濁してドロ水のような状態になるので時間が経つと沈殿が生じます。沈殿量はフロアブルよりは少なくなりますが、フロアブルと同様に、使用前にボトルをよく混ぜることと希釈後も適宜混ぜる必要があります。

7.水和剤(略記号:WP)
 有効成分と粘土鉱物および界面活性剤を混合粉砕して微粉にした製剤です。希釈すると泥水のような懸濁液となって、長時間放置すると水和剤の粒子が沈殿します。なので、希釈する時は、タンク内でよくかき混ぜて、できるだけ速やかに散布します。希釈液量が多い場合は、攪拌機能などを利用して常に混ぜながら散布します。攪拌が不十分な場合、タンクの底などに水和剤が塊となって残り、希釈液の濃度が薄くなったり、散布器が詰まったりする恐れがあります。このため、調整時の丁寧な攪拌と散布途中の攪拌は必須です。攪拌装置がついているスーパースプレーヤーやブームスプレーヤー、セット動噴などを使用する場合はそんなに注意する必要はないですが、攪拌装置の無い大型桶などを使用して散布する場合は常に攪拌を意識するよう必要があります。

 (つづく)

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