JAの活動:JAトップアンケート 今、農業協同組合がめさずこと
【JAトップアンケート】JAかみつが 大橋正春代表理事組合長 「新規就農者向け相談会実施」2015年12月4日
今回は、JAかみつがの大橋正春代表理事組合長のご意見を掲載する。
JAかみつが
大橋正春代表理事組合長
回答日:2015.10.20
【問1】あなたの農協では、農業・地域に対し、どんな役割を果たそうと考えておられますか。今後もっとも重要な役割だとお考えの内容をお書きください。
日本の食糧自給率は先進国の中では大変低い状況にある。今後地球温暖化が進む事により、世界規模の食料不足が必ず来る事が予想される中、当JAは、農業を守り、消費者に対して安全安心な農産物を安定的に提供して行かねばならない重要な役割があると考える。
そのために、農家・組合員の所得増大、農業生産の拡大及び地域の活性化に向けてJAとして十分な役割を発揮できるよう役職員が一体となって取り組んでいきたい。
【問2】問1の役割を果たすうえで、今、農業・地域での最大の課題は何ですか。
農業での課題は主に3点あげられる。第1が組合員の高齢化による農業生産力の低下。第2が担い手を含む後継者不足による農家戸数の減少。第3が新規就農者不足で最大の課題としてあげられる。
地域での課題は米からパンへ食生活が変化に伴い米の需要が減少した事があげられる。
【問3】問2の課題を解決するため、もっとも力を入れようと考えておられることは何ですか。
・担い手不足、後継者不足については、下部組織強化対策を行い、組織担当者及び営農指導員の人材育成を図り体制強化に取り組んでいる。
・新規就農者不足については、平成27年度より毎月新規就農者向け相談会を実施している。
・米の消費拡大については、各イベントに於いてPR活動を行い、米の無料配布等により消費拡大を図っている。
【問4】問3に関連して、第27回JA全国大会議案では「9つの重点実施分野」を掲げています。このうち課題を解決し、貴JAがめざす姿を実現するために、もっとも重要と考えておられる事項を3つあげてください。また、その分野において、どんな取り組みを考えておられるのか、具体的内容をお書きください。
d=生産資材価格の引き下げと低コスト生産技術の確立・普及
(具体的取組内容)
営農指導体制の強化と人材育成
e=新たな担い手の育成や担い手のレベルアップ対策
(具体的取組内容)
新規就農者向け相談会
g=JA事業を通じた生活インフラ機能の発揮、JAくらしの活動を通じた地域コニュニティの活性化
(具体的取組内容)
地域活動への職員等の積極的参加
【問5】第27回JA全国大会を機に、JAトップとして内外に発信したいお考えをお書きください。
先進国の農業は、補助金によって国が農業を守っている。日本の農業も補助金が出ているが、先進国とは比較にならない程少ない。
JAが地域農業の振興と住民生活の向上に努めるのは当然の役割だと思うが、国も自然と共生する豊かな地域社会を創造するために将来に向け日本の農業をどうやって守っていくか真剣に考えていただきたい。
重要な記事
最新の記事
-
【新年特集】2025国際協同組合年座談会「協同組合が築く持続可能な社会」(1)どうする?この国の進路2025年1月22日
-
【新年特集】2025国際協同組合年座談会「協同組合が築く持続可能な社会」(2) どうする?この国の進路2025年1月22日
-
【新年特集】2025国際協同組合年座談会「協同組合が築く持続可能な社会」(3) どうする?この国の進路2025年1月22日
-
【新年特集】2025国際協同組合年座談会「協同組合が築く持続可能な社会」(4) どうする?この国の進路2025年1月22日
-
鳥インフル 英イースト・サセックス州など4州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月22日
-
【JAトップ提言2025】消費者巻き込み前進を JAぎふ組合長 岩佐哲司氏2025年1月22日
-
【JAトップ提言2025】米も「三方よし」精神で JAグリーン近江組合長 大林 茂松氏2025年1月22日
-
ポンカンの出荷が最盛を迎える JA本渡五和2025年1月22日
-
【地域を診る】地域再生は資金循環策が筋 新たな発想での世代間、産業間の共同 京都橘大学教授 岡田知弘氏2025年1月22日
-
「全日本卓球選手権大会」開幕「ニッポンの食」で応援 JA全農2025年1月22日
-
焼き芋ブームの火付け役・茨城県行方市で初の「焼き芋サミット」2025年1月22日
-
農のあるくらし日野のエリアマネジメント「令和6年度現地研修会」開催2025年1月22日
-
1月の「ショートケーキの日」岐阜県産いちご「華かがり」登場 カフェコムサ2025年1月22日
-
「知識を育て、未来を耕す」自社メディア『そだてる。』運用開始 唐沢農機サービス2025年1月22日
-
「埼玉県農商工連携フェア」2月5日に開催 埼玉県2025年1月22日
-
「エネルギー基本計画」案で政府へ意見 省エネと再エネで脱炭素加速を パルシステム連合会2025年1月22日
-
クミアイ化学工業と米国Valent社、水稲用除草剤エフィーダの米国開発で業務提携2025年1月22日
-
肉の日に合わせお得なアソート「冷凍モスライスバーガー 肉の日セット」登場 モスバーガー2025年1月22日
-
店舗、宅配ともに前年超え 12月度供給高速報 日本生協連2025年1月22日
-
地上部生長から育種ほ場のテンサイ糖収量を予測 農研機構×東京大学2025年1月22日