JAの活動:JAトップアンケート 今、農業協同組合がめさずこと
【JAトップアンケート】JAコスモス 伊藤喜男代表理事組合長 「JA出資法人で担い手育成」2015年12月21日
今回は、JAコスモスの伊藤喜男代表理事組合長のご意見を掲載する。
JAコスモス
伊藤喜男代表理事組合長
回答日:2015.10.21
【問1】あなたの農協では、農業・地域に対し、どんな役割を果たそうと考えておられますか。今後もっとも重要な役割だとお考えの内容をお書きください。
1.JAコスモスで決定している主要野菜7品目を中心とした農業振興対策
2.過疎高齢化で崩壊していく地域を守ること
3.農業者・地域を代表して国政を正していくJAの役割強化
【問2】問1の役割を果たすうえで、今、農業・地域での最大の課題は何ですか。
生産者の減少、高齢化。
後継者、新規生産者が出てこない。
【問3】問2の課題を解決するため、もっとも力を入れようと考えておられることは何ですか。
レンタルハウスの拡充
経営力が弱い農家に対する普及所と一体となった個別指導
JA出資法人による担い手育成用のハウスで主要品目の生産を行い、自信がつけばレンタルハウスを建設し、で独立をうながす、...という取り組みを始めようとしている。ただ今回のTPP合意をうけて、担い手を目指す研修生が集まるかどうか、心配だ。
【問4】問3に関連して、第27回JA全国大会議案では「9つの重点実施分野」を掲げています。このうち課題を解決し、貴JAがめざす姿を実現するために、もっとも重要と考えておられる事項を3つあげてください。また、その分野において、どんな取り組みを考えておられるのか、具体的内容をお書きください。
e=新たな担い手の育成や担い手のレベルアップ対策
(具体的取組内容)
担い手育成事業を進めるためのJA出資法人の設立
g=JA事業を通じた生活インフラ機能の発揮、JAくらしの活動を通じた地域コニュニティの活性化
(具体的取組内容)
社会福祉協議会、民生委員協議会との連繋よる、地域見守りネットワークと助け合い活動の強化
h=正・准組合員のメンバーシップ強化
(具体的取組内容)
共済事業による子供クラブ活動の強化
広報活動の強化・地域全戸配布、ふるさと出身者への送付
【問5】第27回JA全国大会を機に、JAトップとして内外に発信したいお考えをお書きください。
1.准組合員の利用制限など、現政権によるJA攻撃に対しては、地域ではJAの果たしている役割を県市町村など地方行政ではよく理解されているので、地方行政といっしょになった闘いを組んでいくことが特に必要である。
2.法改正により「農協指導」の役をうばわれた全中は、今後は逆に、JAを代表する機能に徹し、組合員の国政への要請行動を強力にリード、展開できる役割を果たすべきである。
重要な記事
最新の記事
-
米農家(個人経営体)の「時給」63円 23年、農業経営統計調査(確報)から試算 所得補償の必要性示唆2025年4月2日
-
移植水稲の初期病害虫防除 IPM防除核に環境に優しく(1)【サステナ防除のすすめ2025】2025年4月2日
-
移植水稲の初期病害虫防除 IPM防除核に環境に優しく(2)【サステナ防除のすすめ2025】2025年4月2日
-
変革恐れずチャレンジを JA共済連入会式2025年4月2日
-
「令和の百姓一揆」と「正念場」【小松泰信・地方の眼力】2025年4月2日
-
JAみやざき 中央会、信連、経済連を統合 4月1日2025年4月2日
-
サステナブルな取組を発信「第2回みどり戦略学生チャレンジ」参加登録開始 農水省2025年4月2日
-
JA全農×不二家「ニッポンエール パレッティエ(レモンタルト)」新発売2025年4月2日
-
姿かたちは美しく味はピカイチ 砂地のやわらかさがおいしさの秘密 JAあいち中央2025年4月2日
-
県産コシヒカリとわかめ使った「非常時持出米」 防災備蓄はもちろん、キャンプやピクニックにも JAみえきた2025年4月2日
-
霊峰・早池峰の恵みが熟成 ワイン「五月長根」は神秘の味わい JA全農いわて2025年4月2日
-
JA農業機械大展示会 6月27、28日にツインメッセ静岡で開催 静岡県下農業協同組合と静岡県経済農業協同組合連合会2025年4月2日
-
【役員人事】農林中金全共連アセットマネジメント(4月1日付)2025年4月2日
-
【人事異動】JA全中(4月1日付)2025年4月2日
-
【スマート農業の風】(13)ロボット農機の運用は農業を救えるのか2025年4月2日
-
外食市場調査2月度 市場規模は2939億円 2か月連続で9割台に回復2025年4月2日
-
JAグループによる起業家育成プログラム「GROW&BLOOM」第2期募集開始 あぐラボ2025年4月2日
-
「八百結びの作物」が「マタニティフード認定」取得 壌結合同会社2025年4月2日
-
全国産直食材アワードを発表 消費者の高評価を受けた生産者を選出 「産直アウル」2025年4月2日
-
九州農業ウィーク(ジェイアグリ九州)5月28~30日に開催 RXジャパン2025年4月2日