JAの活動:年頭あいさつ2017
木下榮一郎氏(一般社団法人日本農業機械工業会会長)2017年1月2日
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
皆様方におかれましては、お健やかに新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。また、平素より本会にお寄せいただいております皆様方のご支援とご厚情に対しまして厚く御礼申し上げます。
年頭に当たり、日本農業の発展と皆様方のご隆盛・ご多幸をお祈り申し上げます。
さて、我が国の景気は、11月の内閣府・月例経済報告によりますと、「景気は、このところ、弱さも見られるが、穏やかな回復基調が続いている」とされております。しかしながら、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響にも注視する必要がある状況です。翻って、昨年は、6月にアベノミクス第三弾として新たな成長戦略「日本再興戦略2016」が閣議決定されました。農林水産分野においては、「攻めの農林水産業の展開と輸出力の強化」の方向が示されるとともに、農業機械に関しては、これからの農業を支えるロボット農機などの「スマート農業の推進」、「生産資材の価格形成の仕組みの見直し」についての検討が進められています。
農業生産につきましては、一時日照不足の地域や相次いだ台風の来襲などがあったものの、概ね天候に恵まれ、28年産水稲の10月15日現在の作況指数は103とやや良の収穫が見込まれています。
米価につきましては2年連続で上昇し、28年産米の全銘柄平均の相対取引価格は、1万4000円を超え、ここ数年の平均的な米価の水準に回復し明るさを取り戻しつつあります。
他方、農業機械については、昨年1月から11月までの国内向け出荷実績は、前年同期比91%となっており、農業機械に対する投資は依然として低調に推移している状況となっています。
足下の状況には、依然として厳しさがありますが、日本の農業が大きく変わろうとする中、農業機械が「農業者のより頼もしいパートナー」として、しっかりと農業の担い手を支える役割を果たしていけるよう努めて参りたいと存じます。
日農工におきましては、こうした動きを適確に捉えて対応していくとともに、技術・安全・環境に関する事業等を積極的に進めて参ります。
関係各位のご理解・ご支援を申し上げまして、新年のご挨拶とさせて頂きます。
重要な記事
最新の記事
-
(393)2100年の世界【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年7月19日
-
【'24新組合長に聞く】JA鹿児島きもつき(鹿児島) 中野正治組合長 「10年ビジョン」へ挑戦(5/30就任)2024年7月19日
-
冷蔵庫が故障で反省【消費者の目・花ちゃん】2024年7月19日
-
農業用ドローン「Nile-JZ」背の高いとうもろこしへの防除も可能に ナイルワークス2024年7月19日
-
全国道の駅グランプリ2024 1位は宮城県「あ・ら・伊達な道の駅」が獲得 じゃらん2024年7月19日
-
泉大津市と旭川市が農業連携 全国初「オーガニックビレッジ宣言」2024年7月19日
-
生産者と施工会社をつなぐプラットフォーム「MEGADERU」リリース タカミヤ2024年7月19日
-
水稲の葉が対象のDNA検査 期間限定特別価格で提供 ビジョンバイオ2024年7月19日
-
肩掛けせず押すだけで草刈り「キャリー式草刈機」販売開始 工進2024年7月19日
-
サラダクラブ三原工場 太陽光パネルの稼働を開始2024年7月19日
-
「産直アウル」旬の桃特集 生産者が丹精込めて育てた桃が勢揃い2024年7月19日
-
「国産ももフェア」直営飲食7店舗で25日から開催 JA全農2024年7月19日
-
「くまもと夏野菜フェア」熊本・博多の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年7月19日
-
【現地ルポ】福岡・JAみなみ筑後(1)地域住民とともに資源循環 生ごみで発電、液肥化2024年7月18日
-
【現地ルポ】福岡・JAみなみ筑後(2)大坪康志組合長に聞く 「農業元気に」モットー2024年7月18日
-
【注意報】野菜・花き類にオオタバコガ 栽培地域全域で多発のおそれ 既に食害被害の作物も 群馬県2024年7月18日
-
【注意報】過去10年間で最多誘殺 水稲の斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 山口県2024年7月18日
-
【注意報】平年の4倍 水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2024年7月18日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「財務省経済産業局農業課」て何?2024年7月18日
-
1970年代の農村社会の異質化の進展と農業【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第299回2024年7月18日