JAの活動:年頭あいさつ2017
【年頭あいさつ】雨宮宏司氏(一般社団法人日本農業機械化協会会長)2017年1月2日
新年明けましておめでとうございます。
昨年の農業・農業機械を取り巻く状況としては、米国の情勢変化等の環境下、「農業競争力強化プログラム」がとりまとめられ、全農改革や農業機械の法制度見直しなどがいわれている一方、関係者の連携による開発促進も求められています。本会は、農業機械・施設の利用による生産性向上と農作業安全の推進を主たる事業としていますが、これらの取り組み状況について触れさせていただき、ご挨拶に代えたいと存じます。
まず、生産性向上・コストの低減ですが、健全な中古市場発展のため、中古農業機械査定士制度を運営しています。有資格者数は現時点で約600名で、本年1月にはさらに300名以上の方が受験される見通しとなっています。全国の200を超える事業所で本方式による査定業務が開始されており、中古農機の標準的な価格設定方法が普及を始めています。
また、昨年の農業機械化フォーラムを「ドローン等新たな機器利用と農業」をテーマに開催いたしましたが、実際に製品となって普及しつつある新技術に関心は高く、多数の参加者による熱心な討議が行われました。
さらにもうひとつの重要な柱である農作業安全です。農業の就業者当たりの事故死者数は他産業と比べて高く、深刻な問題となっています。本会は、かねてより安全対策に力を入れて参りましたが、今年度は特に、近い将来発売が見込まれるトラクターなどのロボット農機について関係メーカー等からなるコンソーシアムを組織し、具体的な安全策の策定を行っています。加えて、「リスクカルテ」という安全講習のためのテキストを作成したり、ヘルメット等の安全資材普及にも実際に取り組んでいるところであり、本年もこれらに対する皆様方のご尽力とご協力をお願いする次第です。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(139)-改正食料・農業・農村基本法(25)-2025年4月26日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(56)【防除学習帖】第295回2025年4月26日
-
農薬の正しい使い方(29)【今さら聞けない営農情報】第295回2025年4月26日
-
1人当たり精米消費、3月は微減 家庭内消費堅調も「中食」減少 米穀機構2025年4月25日
-
【JA人事】JAサロマ(北海道)櫛部文治組合長を再任(4月18日)2025年4月25日
-
静岡県菊川市でビオトープ「クミカ レフュジア菊川」の落成式開く 里山再生で希少動植物の"待避地"へ クミアイ化学工業2025年4月25日
-
25年産コシヒカリ 概算金で最低保証「2.2万円」 JA福井県2025年4月25日
-
(432)認証制度のとらえ方【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月25日
-
【'25新組合長に聞く】JA新ひたち野(茨城) 矢口博之氏(4/19就任) 「小美玉の恵み」ブランドに2025年4月25日
-
水稲栽培で鶏ふん堆肥を有効活用 4年前を迎えた広島大学との共同研究 JA全農ひろしま2025年4月25日
-
長野県産食材にこだわった焼肉店「和牛焼肉信州そだち」新規オープン JA全農2025年4月25日
-
【JA人事】JA中札内村(北海道)島次良己組合長を再任(4月10日)2025年4月25日
-
【JA人事】JA摩周湖(北海道)川口覚組合長を再任(4月24日)2025年4月25日
-
第41回「JA共済マルシェ」を開催 全国各地の旬の農産物・加工品が大集合、「農福連携」応援も JA共済連2025年4月25日
-
【JA人事】JAようてい(北海道)金子辰四郎組合長を新任(4月11日)2025年4月25日
-
宇城市の子どもたちへ地元農産物を贈呈 JA熊本うき園芸部会が学校給食に提供2025年4月25日
-
静岡の茶産業拡大へ 抹茶栽培農地における営農型太陽光発電所を共同開発 JA三井リース2025年4月25日
-
静岡・三島で町ぐるみの「きのこマルシェ」長谷川きのこ園で開催 JAふじ伊豆2025年4月25日
-
システム障害が暫定復旧 農林中金2025年4月25日
-
神奈川県のスタートアップAgnaviへ出資 AgVenture Lab2025年4月25日