JAの活動:年頭あいさつ2019(JAグループ)
若林 龍司 氏(一般社団法人家の光協会 代表理事会長)2019年1月1日
教育文化活動でJA改革支援
全国のJA役職員、読者の皆様に、謹んで新年のご挨拶を申しあげます。
本会事業につきましては、平素より格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
昨年は、自然災害が全国各地で発生し、人命はもとより農林水産業にも甚大な被害をもたらしました。被災された皆様には心よりお見舞い申しあげます。
さて、2年前から始められた「持続可能な開発目標(SDGs)」への取り組み、昨年11月の「小農と農村で働く人びとの権利に関する国連宣言」の国連総会における採択、さらに今年からの「家族農業の10年」など、国際的には協同組合や家族農業への評価と期待が高まっています。
一方、国内農業・農政に目を向ければ、とくに農業・農協改革、TPP11の発効、日EU・EPAの2月1日発効、物品貿易をめぐる日米交渉(TAG)など、私たちの生活や農業の生産基盤を揺るがしかねない状況が押し迫っています。
このような中、JAグループは3月に開催される第28回JA全国大会にむけて、組合員の「声」を起点とした事業・活動の徹底を図っています。また、「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」「地域の活性化」を基本目標に自己改革を実践し、その完遂に向けた取り組みを全力ですすめています。役職員・組合員の一人ひとりの力をあわせてJA組織基盤を固め、事業・活動への広い理解と共感を促し、「協同の力」を結集しなければなりません。
本会としては、『家の光』をはじめとした雑誌や図書をとおして、JA役職員の「組合員との対話運動」におけるコミュニケーション・ツールとしての活用促進、組合員のアクティブ・メンバーシップの確立支援、「食」「農」「協同組合」の理解促進につながる広範な情報発信に努めてまいります。
このような状況において『家の光』は、2018年12月号より大幅なリニューアルを実施しました。JA自己改革に資する関連企画を継続掲載し、JAや協同組合の役割やたいせつさを、さまざまな角度からタイムリーに伝えていきます。さらに、「わかりやすさ」「見える化」「当事者意識の醸成」に重点を置き、毎号3本の特集企画と、手芸や健康などの実用記事を拡充しました。また、新しい題字とデザインを採用し、あわせて文字も大きくするなど、読みやすい誌面に一新しました。さらに5月号からは、誌面に動画と音声情報を組み込み(AR)、いままで以上に活用しやすい誌面へと生まれ変わります。引き続きのご愛読をお願いいたします。
今後も、JAグループの出版・文化団体として、JAの教育文化活動を支援し、「人・組織・地域の幸せづくりをめざす農協運動の底力」としての役割を発揮してまいります。今年も本会事業に対しまして、引き続きのご指導、ご協力をお願い申しあげます。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(119) -改正食料・農業・農村基本法(5)-2024年11月23日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (36) 【防除学習帖】第275回2024年11月23日
-
農薬の正しい使い方(9)【今さら聞けない営農情報】第275回2024年11月23日
-
コメ作りを担うイタリア女性【イタリア通信】2024年11月23日
-
新しい内閣に期待する【原田 康・目明き千人】2024年11月23日
-
基本法施行後初の予算増確保へ JAグループ基本農政確立全国大会に4000人 生産者から切実な訴え2024年11月22日
-
「適正な価格形成」国関与で実効的に JA群馬中央会・林会長の意見表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
JAグループ重点要望実現に全力 森山自民党幹事長が表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
農林水産省 エン・ジャパンで「総合職」の公募開始2024年11月22日
-
鳥インフル 米モンタナ州、ワシントン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
鳥インフル オランダからの生きた家きん等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
11月29日「ノウフクの日」に制定 全国でイベント開催 農水省2024年11月22日
-
(411)「豚ホテル」の異なるベクトル【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月22日
-
名産品のキャベツを身近に「キャベツ狩り選手権」開催 JA遠州中央2024年11月22日
-
無人で水田抑草「アイガモロボ」NEWGREENと資本業務提携 JA三井リース2024年11月22日
-
みのるダイニング名古屋店開業2周年「松阪牛ステーキ定食」特別価格で提供 JA全農2024年11月22日
-
【スマート農業の風】農業アプリと地図データと筆ポリゴン・eMAFF農地ナビ2024年11月22日
-
自動運転とコスト【消費者の目・花ちゃん】2024年11月22日
-
イチゴ優良苗の大量培養技術 埼玉農業大賞「革新的農業技術部門」で大賞受賞 第一実業2024年11月22日
-
「AGRIST Aiサミット 2024」産官学金オープンイノベーションで開催2024年11月22日