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JAの活動:【緊急特集・JA対話運動】

【緊急特集・JA対話運動】第1回(上)<JA全中・中家徹会長>対話運動は協同組合の原点2019年3月4日

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 3月7日に開催される第28回JA全国大会は「創造的自己改革の実践」を主題とし、「農業者の所得増大」、「農業生産の拡大」、「地域の活性化」へのさらなる挑戦に取り組むことを内外に表明する。その基本は組合員の「声」を起点として事業・活動に取り組むことだ。
 今、これまでの改革成果を「見える化」し組合員からの評価を得るための全組合員調査と、対話運動に全国のJA役職員が汗を流している。
 JAcomでは、この取り組みが各地で促進される一助となることを願って、緊急特集「JA対話運動 なくてはならないJAをめざして」を企画、各地の実践などを定期的に発信していく。
 緊急特集第1回は中家徹JA全中会長と比嘉政浩JA全中専務(3月11日掲載予定)に対話運動に取り組む意義を聞いた。

--今、これまでの改革への取り組みを組合員に伝え評価を得ようと各JAは全組合員調査と対話運動に取り組んでいます。まず、この取り組みの意義をお聞かせください。

 

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(写真)JA全中・中家徹会長

 

 私は以前から「ピンチをチャンスに」と言ってきましたが、これは今、農協改革というわれわれにとっては大きな荒波が押し寄せてきているからです。その状況のなかでわれわれは、自分たちで改革すべきは改革する、ということから自己改革に取り組んできたわけです。
 大会議案では「創造的自己改革の実践」としていますが、農業もJAも多様になるなかで、そのJAにいちばん合ったやり方で改革を進めてほしいと提起しており、それに基きJAは創意工夫して取り組みを進めてきました。その成果を今、全組合員調査というかたちで評価を得ようということですが、組合員とJAは本来もっと常に接点を持ってしかるべきだということで対話運動に取り組んでいます。
 JA改革については農水省も認定農業者にアンケート調査を行っていますが、JAへの調査にくらべると認定農業者の評価は低く、格差があります。つまり、もっともっとわれわれの改革の取り組みを「見える化」して知ってもらうことが大事であり、対話をしてお互いに理解し合うということが必要だということです。
 対話運動は、何も今始まったことではなく、協同組合運動の原点だと思っています。今回、本当に各JAの現場では大変に苦労されていると思います。今まで訪問することがなかった准組合員宅にも足を運ぼうということですから。しかし、それによって初めて気づくことがあったり、あるいはお互いを理解したりすることにもなり、最終的にJAへの理解が深まると思います。
 改革に取り組みながら、さらに組合員宅を訪問し対話してアンケートを行うというのは大変な労力を要するわけですが、結局そのことが、「そうか、分かった。それならJAに結集しよう」という力の元になる。こういう思いがしています。
 ですから、これは農協改革集中推進期間の期限が来たからそれで済むというというものではなく、引き続き組合員との対話は大事にしなければならないし、お互いに知り合うことがいちばん大事だと思います。JAはそもそも組合員あっての組織であり、組合員にJAのことをきちんと理解してもらうことが大前提ですから、組合員との接点を大事にしなければなりません。

 

--今回は准組合員宅も訪問するというかつてない取り組みです。どう臨むべきでしょうか。

 

 准組合員のみなさんにも私は組合員であるという意識を高めてもらうことも大事で、この対話運動をひとつの大きなきっかけにする必要があります。
 准組合員といいながら単なる不特定多数の事業利用者ではないかと一部では見られていたことが准組合員の事業利用規制問題にまでつながっているわけです。そうではなく准組合員は組合員である、と明確にするためにも准組合員とのパイプを太くしていくのは、当然大事だということです。
 同時に今後は、准組合員として加入するときに、JAとはこういう協同組合組織だということを説明し、たとえば、地域農業の応援団になってもらうよう働きかけることなども大事だと思います。

 

--JAの役職員に向けてメッセージをお願いします。

 

 われわれは今、大変な荒海のなかに置かれており、私は3つの危機と言ってきました。農業・農村の危機、組織・事業・経営の危機、そして協同組合の危機です。この3つの危機が負のスパイラルで増幅してきているというのが、今までの流れでしたが、どこかでそれを止めなければなりません。それをどう止めるかということを今回の大会議案では農業者の所得増大、農業生産の拡大、地域の活性化の3つの基本目標へのさらなる挑戦と経営基盤の強化として多角的に打ち出しているわけです。
 これまでもすでに現場で大変に汗を流して苦労していると思いますが、その結果として必ず明るい展望が拓ける、こういう思いがあります。今回の大会をひとつの契機に自信を持って前向きに取り組んでいただきたいし、そして改めてわれわれにはJA綱領というまさにバイブルがあるわけですから、そこをもう一度、確認しながら協同組合運動者という意識を持って取り組んでいただけたらと思います。

 

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