JAの活動:【緊急特集・JA対話運動】
全組合員調査 政策決定に影響大2019年5月13日
全国のJA役職員が取り組んでいる対話運動と全組合員調査が准組合員の利用規制問題など、政府の進める農協改革の今後の課題に重要な影響を与えることが明確になってきた。4月24日にJA全中が開いた食料・農業・地域政策確立大会で自民党の二階俊博幹事長は准組合員の利用規制について、組合員が判断することとの考えを党の公約に盛り込む考え示した。また、全組合員を対象にした調査結果についての期待も表明した。これまでのポイントとなる発言や決議などを整理した。
二階幹事長(H30/06/07平成30年食料・農業・地域政策確立大会)
准組合員の規制や信用事業の代理店化については、今進めている改革の支障になるという不安の声を現場から多く聞いている。我々は、そのようなことを押し付けるつもりは一切ない。組合員が判断すればいいことで、このことは、しっかり党として約束する。
自民党「農協改革の推進に関する決議」(H30/08/24自民党農林合同会議)
公明党「農協改革の推進に関する決議」(H30/09/13公明党農林水産部会)
准組合員の事業利用に関する規制の在り方の検討に当たっては、農業者の所得向上を図るとの農協改革の原点を踏まえ、JAグループの自己改革の支障とならないよう、農協組合員の判断に基づくものとすること。
自民党「政策パンフレット」(H31/03/06統一地方選公約)
農協改革については、JAグループの自己改革を後押しします。准組合員の事業利用規制に関する規制のあり方については、農協組合員の判断に基づくものとします。
中家JA全中会長(H31/04/24平成31年食料・農業・地域政策確立大会)
JAグループは、より一層組合員に評価される自己改革をすすめるため、全国のJAで取り組んでいただいている全組合員調査などを通じ、組合員と対話し、自己改革を進めております。
JAグループは組合員による自主・自立の組織でありますので、今後は、このような組合員の声に基づく自主的な改革をさらに後押ししていただけるような政策展開を強くお願いしたいと思っております。
二階幹事長(H31/04/24 平成31年食料・農業・地域政策確立大会)
「農協改革」は自己改革を着実に進めていただいており、それを高く評価したいと思います。JAグループは、中央会を中心とした自主・自立の組織であり、外からとやかく言うべきではありません。しっかりと自己改革の成果を内外に示そうではありませんか。自民党はそれをしっかり後押しします。
また、准組合員の事業利用規制については、昨年の大会で申し上げたことを自民党の公約に盛り込みます。全組合員への調査をされていると聞いていますが、最終的に組合員の声・判断で決めれば良いことは、当然のことであります。
野村農林部会長(H31/04/24 平成31年食料・農業・地域政策確立大会)
今、全中の方でも、農水省の方でも、調査をしており、まだ最終結果はまとまっておりませんが、この調査結果の途中経過を若干聞きますと大変すばらしい結果が出ているとのことです。やはり、准組合員の方も、あるいは正組合員の方々も「今のままがいい」あるいは「准組合員の利用させた方がいい」ということの数字が、全組合員を対象にした調査でありますから、実数が出てくるということで、我々も期待しております。
重要な記事
最新の記事
-
米農家(個人経営体)の「時給」63円 23年、農業経営統計調査(確報)から試算 所得補償の必要性示唆2025年4月2日
-
移植水稲の初期病害虫防除 IPM防除核に環境に優しく(1)【サステナ防除のすすめ2025】2025年4月2日
-
移植水稲の初期病害虫防除 IPM防除核に環境に優しく(2)【サステナ防除のすすめ2025】2025年4月2日
-
変革恐れずチャレンジを JA共済連入会式2025年4月2日
-
「令和の百姓一揆」と「正念場」【小松泰信・地方の眼力】2025年4月2日
-
JAみやざき 中央会、信連、経済連を統合 4月1日2025年4月2日
-
サステナブルな取組を発信「第2回みどり戦略学生チャレンジ」参加登録開始 農水省2025年4月2日
-
JA全農×不二家「ニッポンエール パレッティエ(レモンタルト)」新発売2025年4月2日
-
姿かたちは美しく味はピカイチ 砂地のやわらかさがおいしさの秘密 JAあいち中央2025年4月2日
-
県産コシヒカリとわかめ使った「非常時持出米」 防災備蓄はもちろん、キャンプやピクニックにも JAみえきた2025年4月2日
-
霊峰・早池峰の恵みが熟成 ワイン「五月長根」は神秘の味わい JA全農いわて2025年4月2日
-
JA農業機械大展示会 6月27、28日にツインメッセ静岡で開催 静岡県下農業協同組合と静岡県経済農業協同組合連合会2025年4月2日
-
【役員人事】農林中金全共連アセットマネジメント(4月1日付)2025年4月2日
-
【人事異動】JA全中(4月1日付)2025年4月2日
-
【スマート農業の風】(13)ロボット農機の運用は農業を救えるのか2025年4月2日
-
外食市場調査2月度 市場規模は2939億円 2か月連続で9割台に回復2025年4月2日
-
JAグループによる起業家育成プログラム「GROW&BLOOM」第2期募集開始 あぐラボ2025年4月2日
-
「八百結びの作物」が「マタニティフード認定」取得 壌結合同会社2025年4月2日
-
全国産直食材アワードを発表 消費者の高評価を受けた生産者を選出 「産直アウル」2025年4月2日
-
九州農業ウィーク(ジェイアグリ九州)5月28~30日に開催 RXジャパン2025年4月2日