JAの活動:第67回JA全国青年大会特集号 持続可能な社会をめざして 切り拓け! 青年の力で
地域の人々と「地産地食」-千石興太郎記念賞のJA東京むさし国分寺地区青壮年部2021年2月18日
第67回JA全国青年大会のJA青年組織活動実績発表で最優秀賞の千石興太郎記念賞に輝いたのは東京都のJA東京むさし国分寺地区青壮年部。地域の方々と共に学びながら育んでいく「地産地食」活動が評価された。
千石興太郎記念賞のJA東京むさし国分寺地区青壮年部
青壮年部は行政と連携し国分寺野菜を使って地元飲食店が自由にメニューを創作する「こくベジ」プロジェクトの取り組むを始めた。出荷した農産物だけでなく栽培のプロセスやストーリーも伝える行政や商工会、JA、市民有志などと連携した活動への発展させた。
新田開発の時代から300年となる農業の歴史を「国分寺三百年」として発信し、農業者にとっても「直接飲食店に納めて料理になって販売する」という今までにない画期的な試みとなった。参加店舗は100店以上、農家も30軒となり、専門の「こくベジ号」を使った集配など、流通システムが確立したことで農家は野菜づくり専念できるようになった。
青壮年部の食農教育活動も「こくベジ」の一環に位置づけ。小学校への出前授業を行い、野菜のほか、花きや植木、果樹などの産地でもあることを伝えている。今後は中学校への出前授業にも意欲を持つ。こうした活動を地域の方々と共に学びながら育んでいく「地産地食」としてポリシーブックに位置づけてもいる。
発表者は内藤宏和さん。「出前授業のなかである児童から大きな励みをもらいました。ぼく、将来、国分寺で農家になりたい。次の代の子どもたちから300年先も、この言葉をもらえるように」と話した。
その他の発表。
◎「おらほのコメが酒になる~あれから8年 酒米づくりがおれらを変えた」秋田県・JA秋田おばこ青年部協和支部 佐藤智治さん(東北・北海道ブロック代表)
◎「目指せ、農業の町焼津!!」静岡県・JA大井川青壮年部 八木栄幸さん(東海・北陸ブロック代表)
◎「コロナを乗り越え、未来をつくる青壮年部の人・物・知恵!!」岡山県・JA晴れの国岡山つやま青壮年部東部支部 仁木紹祐さん(中国・四国ブロック代表)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(119) -改正食料・農業・農村基本法(5)-2024年11月23日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (36) 【防除学習帖】第275回2024年11月23日
-
農薬の正しい使い方(9)【今さら聞けない営農情報】第275回2024年11月23日
-
コメ作りを担うイタリア女性【イタリア通信】2024年11月23日
-
新しい内閣に期待する【原田 康・目明き千人】2024年11月23日
-
基本法施行後初の予算増確保へ JAグループ基本農政確立全国大会に4000人 生産者から切実な訴え2024年11月22日
-
「適正な価格形成」国関与で実効的に JA群馬中央会・林会長の意見表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
JAグループ重点要望実現に全力 森山自民党幹事長が表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
農林水産省 エン・ジャパンで「総合職」の公募開始2024年11月22日
-
鳥インフル 米モンタナ州、ワシントン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
鳥インフル オランダからの生きた家きん等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
11月29日「ノウフクの日」に制定 全国でイベント開催 農水省2024年11月22日
-
(411)「豚ホテル」の異なるベクトル【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月22日
-
名産品のキャベツを身近に「キャベツ狩り選手権」開催 JA遠州中央2024年11月22日
-
無人で水田抑草「アイガモロボ」NEWGREENと資本業務提携 JA三井リース2024年11月22日
-
みのるダイニング名古屋店開業2周年「松阪牛ステーキ定食」特別価格で提供 JA全農2024年11月22日
-
【スマート農業の風】農業アプリと地図データと筆ポリゴン・eMAFF農地ナビ2024年11月22日
-
自動運転とコスト【消費者の目・花ちゃん】2024年11月22日
-
イチゴ優良苗の大量培養技術 埼玉農業大賞「革新的農業技術部門」で大賞受賞 第一実業2024年11月22日
-
「AGRIST Aiサミット 2024」産官学金オープンイノベーションで開催2024年11月22日