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JAの活動:令和4年度JA共済優績組合表彰特集

「おもてなシンパシー」胸に JAさいたま【令和4年度JA共済優績組合表彰】2023年5月19日

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JA共済連は令和4(2022)年度に契約実績や普及活動などで優れた成績を挙げた「令和4年度JA共済優績組合」を決定しました。JA共済大賞をはじめとした会長表彰に延べ323JA(実表彰組合200JA)、特別賞に延べ34JA(実表彰組合32JA)が選ばれました。最優秀賞に当たる共済大賞には埼玉県のJAさいたま、愛知県のJAあいち知多、兵庫県のJA兵庫六甲が輝きました。大賞JAのうち、JAさいたまの取り組みを紹介します。

職員の考え醸成 必要な組織確信

JAさいたま本店JAさいたま本店

埼玉県のJAさいたまは、「おもてなし」の精神を根幹にした推進が実を結び、平成28(2016)年の合併以来、初めて大賞を受賞しました。清水節男組合長は、「組合員・利用者の皆さまに期待されていることを見つめ直し、日々努力を重ねてきたことが大賞受賞に結びつきました。職員の皆さんに心より感謝の思いを伝えたいです」と喜びを語りました。

JANP活動開花

左から清水節男組合長、鈴木正美専務、隈園智弘常務左から清水節男組合長、鈴木正美専務、隈園智弘常務

当JAはより地域になくてはならない組織を目指し、平成29(2017)年に職員へ職場の満足度についてアンケートを実施しました。その結果、継続的な変革の重要性を再確認し、若手・中堅職員30人程で構成する組織基盤強化プロジェクトチーム「JANP」を発足させました。月1回の会議では、組織体制の改善や業務効率化に向けた意見を出し合います。出された意見は、管理職の集まる会議で協議し、具体的な実施策の検討を進めます。このようなフローの構築を通じて、職員一人ひとりが自ら考え、自分の意見で組織を作っていくという意識を醸成しつつ、組合員・利用者に向けた施策へと速やかに反映する風通しの良い職場環境を整備しています。

同チームの活動で、行動理念「おもてなシンパシー」が定められました。常に相手を思いやり、適切に要望に応える「おもてなし」の考えのもと、地域とJAが一体となり共鳴することを目指して掲げられたこの理念は、共済の普及推進に大きく寄与しつつ、職員のモチベーション向上にもつながっています。隈園智弘常務は「『JANP』の活動を通じて、一つの理念のもとに全役職員が一体となり、JAの強みである総合力を発揮し、共済の推進に活かすことができました。この理念をさらに職員に浸透させ、連帯感を高めつつ、より組合員・利用者に必要とされる組織を目指したいです」と展望を話します。

人づくり支店一丸

クワイ初出荷の様子クワイ初出荷の様子

推進の原動力は176人のLAと、LAの指導・支援にあたる4人のLAトレーナーです。令和3(2021)年度まで2人だったLAトレーナーを増やし、指導・管理体制を強化しました。全LA向けのロールプレイング研修では、利用者が目の前にいることを想定した実践的な形式を取ることで、柔軟な対応力の習得を目指しています。若手・中堅・管理職それぞれの階層別に研修を行い、渉外力の高位平準化を図りました。共済の加入状況点検を徹底し、積極的な対話を通じて信頼関係を築くよう、各支店長やLAトレーナーから呼びかけました。年度下期を中心に、LAトレーナーの同行推進も積極的に実施し、推進の進め方を間近で見て学ぶ機会を作り、効果的な推進力の底上げを図る事により、LAをサポートしています。

LAのモチベーション向上にも力を注ぎます。LAとLAトレーナーの意見交換会を毎月実施し、推進にあたっての悩みや改善点をヒアリングし、現場へと反映します。個人でなく支店ごとに目標を設けつつ、スマイルサポーターがLAへ積極的に情報連携することで活動を補助し、支店一丸となってLAを後押しする体制を構築しています。鈴木正美専務は「組合員・利用者の皆さまに何かあったときに頼りにされ、『ありがとう』と感謝の言葉をかけてもらえるような関係性を目指しています。全職員一丸で地域のニーズに寄り添いながら、共済事業を展開できました」と話します。

今後は更なる人材教育の体制強化を目指します。日々の業務の中で考えを巡らせながら問題意識を持ち、より良い組織を目指せる職員を育てることが、充実した推進体制を作り、組合員・利用者との信頼関係につながると考えるからです。清水節男組合長は「これからも地域の期待に応えるため、時代の波を乗り越えながら変革を続けていきたいです」と意気込みを語ります。

【JAの概況】
平成28年に6JA(さいたま、戸田市、川口市、あゆみ野、鴻巣市、あだち野)が合併し、新生「JAさいたま」として誕生。
▽組合員数......5万9822人(正組合員数1万8269人)
▽共済担当者......307人(全職員数1183人)
▽販売品取扱高......30億729万円
▽主な農産物......米・麦・里芋・八ツ頭・クワイ・トマト・枝豆・小松菜・ネギ・木の芽・ボウフウ・梨・花き・花木
※令和5年3月末時点

【共済事業の実績】
▽長期契約 保有契約高=2兆802億円
▽自動車共済新契約=3万4420件
▽年金共済(年金年額)=8億7590万円
▽長期共済新契約=1423億円
(内訳)生命共済=103億円
    建物更生共済=1320億円
※令和5年3月末時点

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