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JAの活動:第70回JA全国青年大会

【第70回JA全国青年大会詳報・1】青年の主張最優秀・吉田雅さん(埼玉県JA南彩青年部)2024年3月5日

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全国農協青年組織協議会(JA全青協)が2月28日、東京都内で開いた第70回JA全国青年大会の「JA青年の主張」で埼玉県の吉田雅さん(埼玉県JA南彩青年部)、「JA青年組織活動実績発表」でJA山形おきたま飯豊地区青年部が、それぞれ最優秀賞に輝いた。主張・発表内容の要約を紹介する。

【JA青年の主張最優秀】

▼吉田雅さん(埼玉県JA南彩青年部)

「青年の主張」最優秀の吉田さん「青年の主張」最優秀の吉田さん

「農福連携への挑戦 未来に向かってステップアップ」

24歳で30aの梨農家を引き継ぎました。従兄に障がい者がいて、障がい者福祉に関心がありました。これまでやってきた農業で障がい者のための仕事や居場所づくりができないかと考え、安全で安心な農産物の提供はもちろん、福祉という違った観点からも地域に貢献し、農業のすばらしさを広めたいと思い、令和2(2020)年、就労継続支援B型施設「アグリ園」を設立しました。

設立から4年が過ぎ、現在22人の利用者が長ネギやシイタケの収穫、出荷調製などの作業をしています。障がい者だからといってできる仕事が少ないわけではなく、用意する仕事や仕事の教え方、適材適所の見極め方によってできる仕事はたくさんあり、ステップアップの可能性は無限大です。

利用者の特性に合った仕事を用意できる可能性が広がる農業は福祉と連携できる強みがあります。アグリ園から、より高度な仕事をする施設へステップアップした人も多くいます。アグリ園に一般就労する利用者も今年の4月から1人内定しています。

JA南彩青年部の盟友とも連携し、作業を請け負っています。簡単な作業ですが、アグリ園でかなりの数の作業をこなしてきたので、手応えを感じています。私は農福連携でさまざまな人と関わるなかで「多様性」について学びました。農業も同じで、その素晴らしさとともに「これからの農業はさまざまなあり方があっていい」ということに今後も挑戦し伝えていきます。

発表者の応援に熱がこもる発表者の応援に熱がこもる

■「JA青年の主張」発表者とテーマ

▽山屋祐太(岩手県JA新いわて青年部宮古支部)「夢はでっかく!根は深く」

▽吉田雅(埼玉県JA南彩青年部)=「農福連携への挑戦 未来に向かってステップアップ」

▽青沼光(富山県JA高岡青年部)「HAPPY DAILY COWS」

▽新谷力(和歌山県JA紀州青年部)「青年部との出会いで今がある」

▽岡崎和也(JAひろしま青年連盟安芸地区本部)「学びに終わりがない、農業」

▽落合新太郎(鹿児島県JAあいら青壮年部)「和牛日本一その"さき"へ」

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青年の主張最優秀・吉田雅さん(埼玉県JA南彩青年部)

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