農業の重要性、認識一致 林農相とカナダの農業大臣2013年3月4日
カナダのリッツ農業大臣が来日し3月4日夕、林農相を表敬訪問、牛肉の月齢制限緩和やEPA、TPP問題などで意見交換した。
林農相はTPP問題については日米共同声明の概要と、現在、この問題は国内で議論されていることを紹介した。
また、農政改革をめぐって日本では農地法を改正し農業が多様な参入者を迎えるよう環境を整備していることなどを話した。
これに対してリッツ農業大臣はカナダでも農業者の高齢化が問題となっており世代交代を助ける必要があることを話したほか、今後はカナダ産農産品の販売促進にも力を入れていく考えを示した。
日米共同声明に関するリッツ農業大臣の反応や例外品目への言及などは明らかにされなかったが、「カナダでも農業は長い歴史を持つもので重要な産業」と発言し、林農相と農業の重要性については認識が一致したという。
牛肉の月齢制限緩和については林農相から今回の見直しは科学的根拠に基づいて行われたことと引き続き食品安全委員会で検討されていることが紹介された。
リッツ農業大臣は5日からの「FOODEX JAPAN2013」の視察も行う。
(写真)
カナダのリッツ農業大臣と林農相の会談
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