【TPP】「米」の例外は一時的の可能性 韓米FTA2013年3月5日
韓米FTAでは韓国産の「米」の自由化は例外とされているが、このほど来日した韓国の弁護士、宋基昊(ソン・ギホ)氏によると米国は再交渉を要求する可能性があり「例外は一時的」と指摘した。
宋氏は3月1日に「TPPを慎重に考える会」と「TPPから日本の食と暮らし・いのちを守るネットワーク」が主催した勉強会でそれぞれ講演、韓米FTA発効から1年経過した韓国の状況などを紹介した。
そのなかでFTAで米を例外扱いとしたのは、WTO協定が2014年までは関税化の例外としているためと米国は説明、2014年後には米を例外からはずす再交渉の意向があることを韓国政府に伝えていたことが昨年明らかになった、と報告した。
宋氏は「例外が確保されたといっても、それは一時的なものということだ」と指摘。さらに2014年までの間はミニマム・アクセス米の増加を要求されているという。「例外扱いを求める代わりに米国は必ず対価を要求してくる」とも宋氏は話した。
(写真)
3月1日「TPPを慎重に考える会」で講演する韓国の弁護士、宋基昊(ソン・ギホ)さん
(関連記事)
・【コラム】 「正義派の農政論」 TPP参加へ大きく踏み出した安倍首相 (2013.02.25)
・【クローズアップ 韓国新体制】FTA戦略がめざすもの 韓国GS&Jインスティテュート李 貞煥院長(前韓国農村経済研究院院長)―聞き手:農村金融研究会 鈴木利徳専務理事 (2013.02.13)
・TPP反対 日本の草の根運動に注目 韓国のTVプロデューサー (2012.07.27)
・米、韓、NZでも反対多数 「99%の国民が犠牲になる」 TPPを考える国際シンポジウム (2012.03.15)
・「絶対に韓国の真似はしないで」―民主党議員団に韓国国会議員が訴え (2012.02.28)
重要な記事
最新の記事
-
【人事異動】JA全農(2025年1月1日付)2024年11月21日
-
【地域を診る】調査なくして政策なし 統計数字の落とし穴 京都橘大学教授 岡田知弘氏2024年11月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】国家戦略の欠如2024年11月21日
-
加藤一二三さんの詰め将棋連載がギネス世界記録に認定 『家の光』に65年62日掲載2024年11月21日
-
地域の活性化で「酪農危機」突破を 全農酪農経営体験発表会2024年11月21日
-
全農いわて 24年産米仮渡金(JA概算金)、追加支払い2000円 「販売環境好転、生産者に還元」2024年11月21日
-
鳥インフル ポーランドからの家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月21日
-
鳥インフル カナダからの生きた家きん、家きん肉等の輸入を一時停止 農水省2024年11月21日
-
JAあつぎとJAいちかわが連携協定 都市近郊農協同士 特産物販売や人的交流でタッグ2024年11月21日
-
どぶろくから酒、ビールへ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第317回2024年11月21日
-
JA三井ストラテジックパートナーズが営業開始 パートナー戦略を加速 JA三井リース2024年11月21日
-
【役員人事】協友アグリ(1月29日付)2024年11月21日
-
畜産から生まれる電気 発電所からリアルタイム配信 パルシステム東京2024年11月21日
-
積寒地でもスニーカーの歩きやすさ 防寒ブーツ「モントレ MB-799」発売 アキレス2024年11月21日
-
滋賀県「女性農業者学びのミニ講座」刈払機の使い方とメンテナンスを伝授 農機具王2024年11月21日
-
オーガニック日本茶を増やす「Ochanowa」有機JAS認証を取得 マイファーム2024年11月21日
-
11月29日「いい肉を当てよう 近江牛ガチャ」初開催 ここ滋賀2024年11月21日
-
「紅まどんな」解禁 愛媛県産かんきつ3品種「紅コレクション」各地でコラボ開始2024年11月21日
-
ベトナム南部における販売協力 トーモク2024年11月21日
-
有機EL発光材料の量産体制構築へ Kyuluxと資本業務提携契約を締結 日本曹達2024年11月21日