後継者選びのポイントは「意欲」 公庫調査2013年3月22日
日本政策金融公庫の農林水産事業は融資先に実施した平成24年農業景況調査のなかで後継者選びのポイントなどについて聞いた結果を3月21日発表した。
「家族・親族内に後継者・候補者がいる」という人は全体で63.6%だった。地域別でもっとも高かったのは東北で69.5%。業種別ではブロイラーが82.7%でもっとも高かった。
一方、「いないので探している」の割合は全体で7.5%。地域別でもっとも高かったのは四国・中国(10.9%)、業種別ではきのこ(10.9%)だった。
後継者選びで重視するポイントを聞いたところ、1位「家族・親族かどうか」(59.4%)、2位「農業への熱意・意欲」(57.1%)、3位「経営管理能力」(34.5%)となり、地域別、業種別でも大きな差は見られない。
特徴的な回答としては、北陸で「地元の人かどうか」の回答が10.9%と他地域に比べて高かった。また、業種別では採卵鶏で「経営管理能力」が70.4%ともっとも高くなっていた。
(関連記事)
・農業景況DI8年ぶりプラス 公庫が調査(2013.03.21)
・十分な事前準備が成功のポイント 日本政策金融公庫の他産業からの農業参入調査(2013.02.15)
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