福島で放射性物質対策研究シンポ 5月15日2013年4月27日
農研機構は5月15日、福島市の「農業放射線研究センター放射性物質分析棟」の開所式と、「放射性物質対策研究シンポジウム」を開催する。
同機構は東京電力福島第一原発事故後、被災地の営農再開・農業再生に向けた研究に取り組んでいる。24年度には東北農業研究センターの福島研究拠点に「農業放射線研究センター」を設立、被災地における継続的な研究体制づくりを進めてきた。
今回、同センター内に「放射性物質分析棟」が完成。5月15日に開所式を開く。
また同日、「福島の農業再生を考える放射性物質対策研究シンポジウム」を開催する。
シンポでは、谷山一郎氏(農環研)が「農地における放射性物質の動態解明」、木村武氏(農研機構)が「農地除染及び農産物への放射性物質の移行低減技術」、吉岡邦雄氏(福島県農業総合センター)が「福島県の取組と今後の計画」で講演するほか、「営農再開・農業再生に向けた研究をどう進めるか」をテーマにパネルディスカッションを行う。
座長には米山忠克氏(農研機構副理事長)、パネラーでは菅野典雄氏(飯館村村長)、野中昌法氏(新潟大学農学部教授)、根本圭介氏(東京大学大学院農学生命科学研究科教授)、後藤逸男氏(東京農業大学応用生物科学部教授)、中谷誠氏(農水省農林水産技術会議事務局)、沢田吉男氏(福島県農林水産部)が登壇する。
5月15日の14時~17時30分まで、コラッセふくしま多目的ホール(福島県・福島市)で。参加希望者は農研機構ホームページから申し込む。定員250人、先着順。
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