新たな木材生産方法探る 国内初の大規模実験2013年5月21日
人工林の公益的機能と木材生産を両立するための施業方法を探る大規模な実験が、北海道のトドマツ林で始まる。
日本では1000万haの人工林が主伐期を迎えている。国産材の有効活用を図るため、森林の公益的機能と木材生産を両立させる伐採方法の開発が求められている。
その両立をめざす施業方法として、近年、林内で残す木を選択したあとで伐採を行う「保残伐」が世界的に行われているが、その有効性を実証的に明らかにする研究は日本では行われておらず、今回が初めてとなる。
研究は、北海道有林のトドマツ人工林を試験地とし、(独)森林総合研究所(北海道支所)、地方独立行政法人北海道立総合研究機構森林研究本部林業試験場、北海道大学農学部森林科学科、北海道が共同で行う。
(関連記事)
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