「家事・育児との両立が課題」 女性農業者の声2013年7月11日
農林水産省は7月10日、農業で女性の活躍を促そうと、平成24年「女性の農業へのかかわり方に関するアンケート調査」を行い、その結果を公表した。
農業・農村の活性化に向け、女性の能力活用が求められる昨今だが、女性農業者の中でも、年代や就農タイプにより、農業における働き方や経営における位置づけ、地域との関わり方、求めるライフスタイルやニーズが多様化している。
そこで農水省では、女性の活躍を促すために、女性農業者の年代別・就農タイプ別の実態、課題等を把握・分析しようと「女性農業者の活躍促進に関する調査事業」を実施。その一環として、アンケート調査を行った。
調査は全国の女性農業者に調査票を配布し、2070人から回収した。
農業経営の方針決定への関わりについて、全体では「関わっている」と回答した者が69.9%、自分が経営者であると自覚している者は全体の46.5%で、いずれも年代が高くなるにつれて割合が高くなっている。
農業技術の習得状況では、全体では「家族から教わった」が74.9%でもっとも多かったが、若い世代では農業大学校や農業法人による研修などが多く、年代によって違いが見られた。
直面している生活上の課題については、「家事・育児との両立」が35.5%、「プライベート時間の確保」が多かった。とくに、30~40代では「家事・育児との両立」を挙げる割合が高くなっている。
女性が活躍するために必要なこととしては、「女性自身の意欲・意識の向上」「家族の理解」が多かった。
アンケートの詳細は、農水省ホームページで公開している
(関連記事)
・JA運営への参画で前進 JA全国女性協総会(2013.05.24)
・10年後ありたい女性組織に向けて JA全国女性大会のパネルディスカッション(2013.01.23)
・「女性の感性でJAへ新たな息吹をおこそう」 第58回JA全国女性大会 (2013.01.22)
・JA女性役員は969人に 女性のJA経営参画状況(2012.11.12)
重要な記事
最新の記事
-
備蓄米放出でも消えぬ不足感(上) 農水省「消えた米」説に3つの疑問 実は元からなかった?2025年3月17日
-
園芸用殺虫剤「フィールドマスト フロアブル」販売開始 JA全農2025年3月17日
-
産地を応援「メイトー×ニッポンエール フルーツソルベ瀬戸内広島レモン」発売 JA全農2025年3月17日
-
カーリング女子日本代表チームを「ニッポンの食」で応援 JA全農2025年3月17日
-
選りすぐりのさせぼ温習みかんで果汁100%ジュース コクと甘み、余すところなく JAながさき西海2025年3月17日
-
雪のような白さと深い味わい 自慢のにんにく使った2品 JA十和田おいらせ2025年3月17日
-
香ばしい薫りと広がる梨の甘み 伝統の梨が職人の技でみるくまんじゅうに JAセレサ川崎2025年3月17日
-
【人事異動】JA共済連(4月1日付)2025年3月17日
-
JA共済連 全国本部組織機構を改編2025年3月17日
-
円建劣後ローンによる調達を実施 JA共済連2025年3月17日
-
親子で学ぶ通学路の交通安全 「てぃ先生」とコラボの啓発動画を公開 JA共済連2025年3月17日
-
JA帯広かわにし「十勝川西長いもとろろ」など宇宙日本食5品目がISSに搭載2025年3月17日
-
【今川直人・農協の核心】農産物需給見通しが示す農協の方向(1)2025年3月17日
-
短時間の冠水で出芽率が低下 ダイズ種子の特徴を明らかに 農研機構2025年3月17日
-
甘い味がする新規の香気成分を発見 甘さを感じる仕組みを解明 農研機構2025年3月17日
-
林業用安全装備品の購入費用助成 2025年度を募集 農林中金2025年3月17日
-
「上を向いて、笑おう。御堂筋天国~旬のたよりマルシェ~」開催 農林中金、三井不動産、御堂筋まちづくりネットワーク2025年3月17日
-
投資家向け農業事業「ノーサ」新プラン「しいたけ栽培オーナー」募集開始 クールコネクト2025年3月17日
-
大分県に初のコメリパワー「三重店」29日に新規開店2025年3月17日
-
果樹生産の大規模化と効率化へ大分県・国東市と協定「ファーマインド大分農園」開園へ2025年3月17日