「半農半X」を募集 島根県2013年10月18日
農業を営みながら他の仕事にも携わり全体として生活に必要な所得を確保するライフスタイルを「半農半X」と呼び、島根県はUターン、Iターン者を対象に支援制度もつくって、この新たな就農形態をめざす人たちの募集を開始した。
島根県が募集するのは「半農半看護・介護」、「半農半保育」、「半農半蔵人」(酒造りの蔵人)などのほか、今回は新たに「半農半IT(IT技術者)も加えた。いわゆる兼業就農だ。
農ある暮らしへの関心の高まりやライフスタイルや価値観の多様化などをふまえ、島根県では平成22年度から市町村と連携してこうした新たな就農形態を農業・農村の担い手だとして確保・育成に取り組んできた。
対象者は県外からのUターン、Iターン者で65未満なで市町村の認定を受けた人。支援内容は[1]就農前研修経費助成事業(営農に必要な研修期間中の研修経費を助成)で月12万円(12カ月以内)[2]定住定着助成事業(定住して営農を開始した場合の営農経費等を助成)で月12万円(12カ月以内)。ただし県内で最低5年間農業に従事しなければ助成金は返還しなければならない。
島根県では半農半Xが可能な病院や酒造会社、IT企業、保育施設などをリストアップしているほか、応募者が得意な業務ややりたい仕事を提案することも可能な制度としている。また、やりたい農業と農地、住居についても相談やあっせんを行って支援している。 問い合わせ先は、島根県農業経営課(TEL:0852-22-5394)、しまね農業振興公社(TEL:0852-20-2871)まで。
(関連記事)
・島根への就業相談会 全国5都市で開催(2013.09.10)
重要な記事
最新の記事
-
2024年の農業就業者は180万人 前年比7万人減 総務省・労働力調査2025年1月31日
-
備蓄米の買い戻し条件付き売り渡しを諮問 農水省が食糧部会に2025年1月31日
-
殺処分対象911万羽 鳥インフルエンザ 国内48例目 愛知県で確認2025年1月31日
-
"人財"育てチームで改革(1) JAみえきた組合長 生川秀治氏【未来視座 JAトップインタビュー】2025年1月31日
-
"人財"育てチームで改革(2) JAみえきた組合長 生川秀治氏【未来視座 JAトップインタビュー】2025年1月31日
-
【世界の食料・協同組合は今】EU環境戦略の後退と戦略的対話 農中総研・平澤明彦氏2025年1月31日
-
【クローズアップ 畜産・酪農対策】生乳需給参加が事業要件 「欠陥」改正畜安法是正へ農水省方針2025年1月31日
-
(420)「いまトラ」をどう見るか【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年1月31日
-
GI取得「かづの牛」など農産物・加工品6産品 農水省2025年1月31日
-
いちご観光農園「熊本あしきた いちごの森」オープン 「ゆうべに」「恋みのり」食べ放題 JAあしきた2025年1月31日
-
シャキッと甘く 高級かんきつ「甘平」出荷始まる JAえひめ中央2025年1月31日
-
全国の魅力的な農畜産物・加工品が勢ぞろい JA全農が商談会2025年1月31日
-
岩手県から至高の牛肉を「いわて牛・いわちくフェア」2月1日から開催 JA全農2025年1月31日
-
「国産米粉メニューフェア」銀座みのりカフェ・みのる食堂で開催 JA全農2025年1月31日
-
「はこだて和牛」など味わえる「JA新はこだてフェア」2月1日から開催 JA全農2025年1月31日
-
「ニッポンの食」で応援 全日本卓球選手権大会(ダブルスの部)に特別協賛 JA全農2025年1月31日
-
蔵出しミカンの出荷始まる 食味良く大玉傾向 JAふくおか八女2025年1月31日
-
サカタのタネの春キャベツ「金系201号」発売60周年 JA全農かながわがPRイベント開催2025年1月31日
-
数量増、金額増 緑地・ゴルフ場向け農薬出荷実績 2024農薬年度2025年1月31日
-
北海道と熊本県内に無料RTKサービスの提供開始 HOSAC2025年1月31日