和食の登録、「農業者に励み」 萬歳会長が談話2013年12月5日
JA全中の萬歳章会長は12月5日、「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されたことをうけて、談話を発表した。
談話では、今回の登録決定を心から喜ぶとして、「JAグループを代表し、祝福の意」を表した。
また、JAグループがかねてより、「みんなのよい食プロジェクト」などを通じて「「和食」の基本でもある、地域に根ざした食文化を守り、次世代等に伝える取り組みを行って」おり、今回の登録を支援するための情報発信なども行ってきたことを紹介。
その上で、和食が世界的に価値あるものと認められたことに対し、「JAグループならびに農業生産者にとっても、大きな励みとなる」と歓迎し、今後も、世界に誇る和食を支えるため、「消費者・国民と共に、わが国の食と農を発展させていく取り組みをすすめて行く」としている。
◇
談話全文
「和食;日本人の伝統的な食文化」ユネスコ無形文化遺産に登録決定されたことを心より喜び、JAグループを代表し、祝福の意を表します。
JAグループは、日本の食文化を支える安全・安心・新鮮で多様な食材を、国民の皆様にお届けする役割を担っております。現在、その取り組みの一環として、“心と体を支える食の大切さ”、“国産・地元産農畜産物の豊かさ”、“それを産み出す農業の価値”を伝える「みんなのよい食プロジェクト」活動を通じて、今回の「和食」の基本でもある、地域に根ざした食文化を守り、次世代等に伝える取り組みを行っております。
今回の決定に関して、JAグループとしても、これまで、「和食」という、すばらしい日本の食文化とそれを支える国産農畜産物の豊かさを広く内外に伝えていくことの重要性に鑑み、「『和食』文化の保護・継承国民会議」の発起人として参画するとともに、無形文化遺産登録の動きを支援する情報発信を行ってきました。
今回、日本人の伝統的な食文化である「和食」が、世界的に価値あるものと認められたことは、こうした取り組みを行ってきたJAグループならびに農業生産者にとっても、大きな励みとなるものです。
JAグループは、世界に誇る「和食」を支えていく観点からも、引き続き、消費者・国民と共に、わが国の食と農を発展させていく取り組みをすすめて行く所存です。
平成25年12月5日
全国農業協同組合中央会会長
萬歳章
(関連記事)
・「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録 (13.12.05)
・「和食」無形文化遺産に登録へ(2013.10.23)
・牛乳×和食の減塩レシピ本 主婦の友社が発売(2013.06.21)
・都心で働く人の健康を考えた「よい食弁当」(2013.04.01)
・無形文化遺産に「和食」の提案を決定(2012.02.20)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(130)-改正食料・農業・農村基本法(16)-2025年2月22日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(47)【防除学習帖】第286回2025年2月22日
-
農薬の正しい使い方(20)【今さら聞けない営農情報】第286回2025年2月22日
-
全76レシピ『JA全農さんと考えた 地味弁』宝島社から25日発売2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2025年2月21日
-
農林中金 新理事長に北林氏 4月1日新体制2025年2月21日
-
大分いちご果実品評会・即売会開催 大分県いちご販売強化対策協議会2025年2月21日
-
大分県内の大型量販店で「甘太くんロードショー」開催 JAおおいた2025年2月21日
-
JAいわて平泉産「いちごフェア」を開催 みのるダイニング2025年2月21日
-
JA新いわて産「寒じめほうれんそう」予約受付中 JAタウン「いわて純情セレクト」2025年2月21日
-
「あきたフレッシュ大使」募集中! あきた園芸戦略対策協議会2025年2月21日
-
「eat AKITA プロジェクト」キックオフイベントを開催 JA全農あきた2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付、6月26日付)2025年2月21日
-
農業の構造改革に貢献できる組織に 江藤農相が農中に期待2025年2月21日
-
米の過去最高値 目詰まりの証左 米自体は間違いなくある 江藤農相2025年2月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】有明海漁業の危機~既存漁家の排除ありき2025年2月21日
-
村・町に続く中小都市そして大都市の過疎(?)化【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第329回2025年2月21日
-
(423)訪日外国人の行動とコメ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年2月21日
-
【次期酪肉近論議】畜産部会、飼料自給へ 課題噴出戸数減で経営安定対策も不十分2025年2月21日
-
「消えた米21万トン」どこに フリマへの出品も物議 備蓄米放出で米価は2025年2月21日