JA研究賞に三重大学・石田正昭氏2013年12月9日
JA全中は12月5日、平成25年度の「JA研究賞」と「JA研究表彰奨励助成対象研究」の受賞者を発表した。
JA研究賞には6件の応募の中から、三重大学招へい教授の石田正昭氏の著書『農協は地域に何ができるか』(農山漁村文化協会、2012年)に決まった。
授賞式は12月20日にJAビルで行われる。
「JA研究奨励」には20件の応募の中から、特別研究1件、一般研究6件が助成対象に選ばれた。特別研究は▽現代社会における農業協同組合(JA)の存在意義について▽「次代へつなぐ協同」をすすめるJAの戦略的行動について、のテーマで募集し、九州大学大学院農学研究院の磯田宏准教授ら4人の共同研究「農村経済の活性化に果たす農協の役割―農商工連携・6次産業化を通じて」に決まった。
一般研究で選ばれたは次の通り(敬称略)。
▽東日本大震災復興地域におけるJAの担い手調整機能と農業再生後の課題(山下良平・石川県立大学生物資源環境学部講師)
▽JA出資農業生産法人における新規就農研修事業の現代的意義と課題に関する実証的研究(高津英俊・東京農工大学大学院連合農学研究科博士課程)
▽農業の福祉力に関わる取り組みに対する農協の新たな役割(笹井美希・日本大学生物資源科学部)
▽産直における協同組合連携の実態と課題に関する研究(青木美紗・京都大学大学院農学研究科博士後期課程2年)
▽農協販売事業における安全性対応の展開に関する研究(橋本直史・北海道大学農学研究院研究員)
▽産消連携型土壌スクリーニング事業による放射能汚染対策と福島県農業の再生(千葉あや・桜の聖母短期大学助教)
(関連記事)
・憲法から協同組合を考える 堀越氏が2度目のJA研究賞受賞(2012.12.28)
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